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「他には?」

「え?」

「我慢してたこと。何でも聞いてやるよ」

「どうしたの?自分勝手な男だったくせに」

「好きで堪んないから甘やかしてぇんだよ」


ちょっと照れながらそんな嬉しいこと言ってくれるから、もう我慢できなくて。身体は怠いはずなのに、ユンギに飛び付いてぎゅっと抱き着く。


「その気持ちだけて嬉しい」

「それは良かった」


そのままシャワーの蛇口を捻って熱い湯を浴びる。お互い掛け合いながら、ふと頭によぎったことがあり手を止める。


「あ、でも」

「なに」

「これからはわたしが作った料理の感想が欲しい。別にまずいとか、味付けが好きじゃないとか、そういうのでもいいから。何でもいいから何か言って欲しい」

「不味かったことなんてないけど」

「じゃあ美味しいって褒めてよ」

「言ってない?」

「ないよ。いつも黙々と食べてるじゃん」


不思議そうな顔をしているユンギにそう言えば、そうか?って首を傾げてるからムッとする。何も言われたことなんてないのに。


「あー美味すぎて夢中になってただけかも。もともと食べてる時に無駄口叩くタイプじゃないし」

「嬉しいのか悲しいのか分かんない」

「何でだよ、喜べよ」

「夢中になるくらい美味しいのは嬉しいけど。美味しいって言うことは無駄口なわけ?」

「そういうわけじゃないけど…」


ふんってそっぽを向けば「悪かった」ってバツが悪そうに謝ってきて。別に本気で怒ってるわけじゃないけど。なんだかそんなユンギが新鮮で楽しくなっちゃう。


「お前の料理は美味いよ。
これからもずっと食いたい」

「もう…口が上手いんだから」

「そんな俺が好きだろ?」

「大好き」

「ふっ…俺も好き」


お互い素っ裸で、シャワーの湯を浴びてずぶ濡れでなにやってるんだろうって感じだけど。

今まで言えなかった素直な気持ちをお互い言い合える、そんな関係になれたことが本当に本当に嬉しい。


「これからもいっぱい好きって言って」


それが一番、我慢してたことかもしれない。

押し殺してた想いをわたしも曝け出すから。

だからユンギも全部見せて。



end



.

Thanks a lot!→←*--3



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(プロフ) - ピカチュウさん» ありがとうございます! (2018年9月25日 21時) (レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)
ピカチュウ(プロフ) - ハッピーエンドで良かったです (2018年9月23日 19時) (レス) id: ef8197772f (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - mimiさん» ご指摘ありがとうございます。文章力がなく、読み辛いところがあって申し訳ないです。改善できるよう努力いたします。続編も機会があれば書きたいと思います! (2018年9月22日 21時) (レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - うらんさん» ありがとうございます!嬉しいです。ヒロインちゃんのがユンギさん大好き過ぎるのでデレさせられるか分からないですが、機会があればぜひ書かせて頂きたいと思います。 (2018年9月22日 21時) (レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ゆなさん» こちらこそ最後までありがとうございました! (2018年9月22日 21時) (レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年9月11日 18時

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