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「わたし、身体の関係があった人と普通に付き合う気ないんで」
「そんな奴いないんだろ。遊んでる男だって他にいなんだろ？」
わたしの言葉なんて意味をなしていないようで。こんなに必死に耐えてるのに、ユンギはいとも簡単に崩そうとする。
「意味分かんない。自分が特別だって思ってるの？」
「思ってないけど、俺にとってはお前は特別だったんだなって思ってる」
「ほんと、意味分かんない」
泣きそうだった。ユンギは何を言ってるの。何を求めてるの。何を考えてるのかさっぱり分かんない。
お願いだからこれ以上わたしの心を惑わさないでよ。
「シュガさんがそういうこと言うってことは全部分かってるんですよね」
「ジニヒョンが何か言ったんだろ？テヒョンがヒョンに食ってかかってた」
その言葉にまた泣きそうになる。テヒョンの愛情が大きすぎて。なのにわたしは彼の気持ちには応えられなくて。わたしを惑わせてくる目の前の男のことしか考えてない。
「本当は俺も分かってたと思う。お前が遊んでないってことは」
ユンギの言葉に驚いて、思わず見つめてしまう。
「お前は必死にそういう風に見せてたって気付いてた。俺は誘われれば、一応人は選ぶけど基本誰とでも寝たから。そういう女たちとはAは違ったから」
ちゃんと分かっててくれてたんだっていう嬉しさと、やっぱりユンギは女にだらしのない人だったんだっていう悲しさと両方あって。
もう本当にユンギの言葉に惑わされて、彼がどういうつもりでそんな話をするのかやっぱり分からなくて。おかしくなりそう。
「でも俺にとってAは居心地がいい存在で。必死になって俺好みの女になろうとしてるところとか可愛いなって思ったりしてた」
今更過ぎるユンギの言葉に嬉しくなるばかりだ。でも同時にもう分かったからって話すのを止めたい衝動にも駆られる。これ以上惑わさないでって。
「そうやって俺には合わせてくるから、やっぱりそういう軽いところもあるんだって勝手に決めつけて納得して、ずるずるとAとの関係を続けてた」
ああユンギに合わせて必死に誘いやすい、楽で軽い女を演じていたのは間違えだった？そういうのを見せなければ、もっと普通の関係になれたのかな。
そんなこと今更思っても遅いんだけど。
「Aに突き放されてからはじめて、他の女と関わりを持ってなかったことに気付いて。いつのまにかAだけでよくなってた自分がいたんだよ」
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藍(プロフ) - ピカチュウさん» ありがとうございます！ (2018年9月25日 21時) (
レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)
ピカチュウ(プロフ) - ハッピーエンドで良かったです (2018年9月23日 19時) (レス) id: ef8197772f (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - mimiさん» ご指摘ありがとうございます。文章力がなく、読み辛いところがあって申し訳ないです。改善できるよう努力いたします。続編も機会があれば書きたいと思います！ (2018年9月22日 21時) (レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - うらんさん» ありがとうございます！嬉しいです。ヒロインちゃんのがユンギさん大好き過ぎるのでデレさせられるか分からないですが、機会があればぜひ書かせて頂きたいと思います。 (2018年9月22日 21時) (レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - ゆなさん» こちらこそ最後までありがとうございました！ (2018年9月22日 21時) (レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍
| 作成日時：2018年9月11日 18時
