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「今日の撮影よろしくお願いします」
気まずさでいっぱいだけれど、仕事はちゃんとやらなきゃって思って。ジンさんの顔は怖くて見れなくて。
テテの顔も見ると泣きそうになるだろうし、ユンギの顔なんてもっと見れなくて。ひたすらジミンだけを見て彼らに挨拶をする。
そうすればみんなは当たり障りなく挨拶し返してくれて。ジンさんもちゃんと挨拶してくれて。
テテはわたしのほうに来たそうだったけど、ジミンに止められてて。それでいいんだってテテとは絶対に目を合わせないようにして。
ああもう苦手なバラエティがもっと嫌いになりそう。バラエティ出演が事務所NGにならないかなって馬鹿みたいなこと考えて。頭の中ぐちゃぐちゃで、自分の控え室に戻る。
でも1人でじっとしてるといろいろ考えちゃって、それも気分が悪くて。
いつもならわたしの陰口たたいてるであろうスタッフがいる所へ出ていくことなんてしないんだけど。じっとしているよりマシかなって、控え室を出てふらふらしていた。
ああでも失敗した。
ぐるぐる考えて頭の中ぐちゃぐちゃの方がマシだったかも。なんでよりによってユンギに会っちゃうかな。
貴方だって普段、歩き回ることなく寝てたりしてるんでしょ。
「A…」
無視してユンギの横を通り過ぎようかなって思ったけど、小さな声で呼び止められて。そんなのも無視すればいいのに、いちいちわたしの体は反応しちゃって。ほんと、嫌になる。いつまでもわたしはユンギを求めてる。
「なあ無視するなよ」
「シュガさん…わたしに話しかけない方がいいですよ。あることないこと噂されて話のネタにされますから」
ユンギの方を見れなくて、前を向いたままそう言えば。ユンギはわたしの腕を掴んで、自分の方に向けさせる。いつもの鋭い視線を向けるから、逸らすことができない。
「それで俺から離れたわけ？」
「だから、飽きたって言ったじゃないですか」
再び思ってもいないことを口にしなくちゃいけなくて、苦しくなる。ユンギの目は相変わらず鋭くて、わたしの心なんて見透かされてる気がして怖くなる。
「それは…身体の関係だろ？」
「なにを言ってるわけ？」
「別に普通の関係に戻っただけだろ？」
ユンギの言葉が理解できない。彼は何を言っているのだろう。やっとの思いで口を開いて、強気の態度を取る。本当は震えるのを必死に抑えているのに。
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藍(プロフ) - ピカチュウさん» ありがとうございます！ (2018年9月25日 21時) (
レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)
ピカチュウ(プロフ) - ハッピーエンドで良かったです (2018年9月23日 19時) (レス) id: ef8197772f (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - mimiさん» ご指摘ありがとうございます。文章力がなく、読み辛いところがあって申し訳ないです。改善できるよう努力いたします。続編も機会があれば書きたいと思います！ (2018年9月22日 21時) (レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - うらんさん» ありがとうございます！嬉しいです。ヒロインちゃんのがユンギさん大好き過ぎるのでデレさせられるか分からないですが、機会があればぜひ書かせて頂きたいと思います。 (2018年9月22日 21時) (レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - ゆなさん» こちらこそ最後までありがとうございました！ (2018年9月22日 21時) (レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍
| 作成日時：2018年9月11日 18時
