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「ジニヒョン…もしかしてAちゃんに何か言った？」
何の前触れもなくぽつりとそう漏らせば、ヒョンは面白いぐらい慌てた様子で。
「テヒョン、俺は」
何か言いかけたヒョンの言葉を遮る。誤魔化そうとしても駄目。顔を見たら分かったよ。
「言ったんでしょ」
おかしいと思ったんだ。最近のヒョンの様子を見て。だから試しに聞いてみただけだったんだけど。ヒョンって素直だね。
「今までヒョン、俺がAちゃんのところ行っても何も言わなかったのに。突然、止めるようになっておかしいなって思ってたんだよね」
俺の言葉を黙って聞くヒョン。誤魔化せないって分かったみたい。
「ねぇ何言ったの？なんでAちゃんばっかり苦しまなきゃいけないの」
「このまま噂が広まったり、関係が続いてたらもっと大事になってたでしょ。テヒョンだけだったらいいよ。でもユンギとまで」
「俺とAちゃんは何もないのに！！」
ヒョンの言葉を遮るように大きな声を出せば、流石に俺たちの様子に他のメンバーも気付いて。驚いたようにこちらを見てた。
「なりたくても、Aちゃんはさせてくれなかったのに…」
「テヒョナ…」
「俺はAちゃんと友達になりたくて。せっかく距離も縮まったのに。今は1人で苦しんでるから。だから力になってあげたいのに。なんでヒョンはそれを邪魔するの」
「テヒョン、今ばかり考えてないでもっと先のことも考えて」
何それ。意味わかんない。今とか先とかそんなこと考えて器用に行動なんかできないよ。
「うちとAちゃん、どっちがダメージが大きいと思う？失うものはうちのが大きいし、事務所の大きさ的にもうちは太刀打ちできないでしょ？」
「そんなこと考えて苦しんでるAちゃんを放っておけって言うわけ？そんなの俺は嫌だ」
「なぁヒョン、ヒョンがAに何か言ったのは本当なわけ？」
熱くなってる俺たちの会話に、落ち着いた低い声が入ってくる。ユンギヒョンだった。
ヒョンは俺の方は見てないで、ジッとジニヒョンを見てる。ジニヒョンは言おうかどうか迷ってるみたいだったけど、ユンギヒョンの鋭い視線に小さく頷いた。
「そう…」
小さく呟いて、どこか納得したようなユンギヒョン。
なんでユンギヒョンがこんなに冷静なのか分からなかった。ユンギヒョンにとってもAちゃんの存在は大きいんじゃないの？
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藍(プロフ) - ピカチュウさん» ありがとうございます！ (2018年9月25日 21時) (
レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)
ピカチュウ(プロフ) - ハッピーエンドで良かったです (2018年9月23日 19時) (レス) id: ef8197772f (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - mimiさん» ご指摘ありがとうございます。文章力がなく、読み辛いところがあって申し訳ないです。改善できるよう努力いたします。続編も機会があれば書きたいと思います！ (2018年9月22日 21時) (レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - うらんさん» ありがとうございます！嬉しいです。ヒロインちゃんのがユンギさん大好き過ぎるのでデレさせられるか分からないですが、機会があればぜひ書かせて頂きたいと思います。 (2018年9月22日 21時) (レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - ゆなさん» こちらこそ最後までありがとうございました！ (2018年9月22日 21時) (レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍
| 作成日時：2018年9月11日 18時
