検索窓
今日:6 hit、昨日:3 hit、合計:181,871 hit

068 ページ19

.


何か言いたそうなAの口を塞ぐようにキスをすれば。想像以上に艶めかしい表情をして。欲情するのが分かった。

ああこういう所は噂通りなんだって思って。もっともっとそういうAを知りたいって思って。


「今日、ちょうどこの後はなにもないけど?」


誘えば、Aは静かに頷いて。

色気溢れるAの様子に我慢できなくて、再び深い深いキスをした。

そしてそのままその日にあいつの連絡先を聞いて、仕事が終わりホテルと部屋番号を伝えれば、あいつはやって来て。

そのまま関係が始まった。



最初の印象は噂通りの女、だった。

簡単に俺の誘いに乗る軽い女。寝ている俺に触れて来る大胆な女。見た目通り、醸し出す色気がやばくて。えろくて淫乱で、そして楽な女。

でも俺はそんなAも悪くないと思ってて。Aのイメージとか気にしてなかったはずなのに。いろんな噂が出てるけど、どんな女なんだろかって興味はあったみたいで。

そんなAの魅力にどんどん惹かれていっていた。

しかもあいつのことを知っていけば、ただの軽い女じゃなくて。

乱れて妖艶なくせに、家庭的で素朴な一面もあって、居心地がいい。

料理作ってくれて一緒に食べれるのも、欲を発散した後に穏やかな雰囲気でいられるのもよくて。

気付けば、会いたいのも、抱きたいのも、触れたいのも、一緒に居たいのもAだった。


「なんだ、俺って意外とAのこと気に入ってたんだ」


ぽつりと呟いた自分の言葉に、苦笑する。

あいつに拒否されて、分かってた事実だった。A意外に会いに行ける女も居なくて、イライラしていて。全部全部分かってたはずだけど。

それでも自分から行動起こす気にならなくて。ずっとAに甘えていた。

テヒョンの方がよっぽど大人だったな。


.

069→←067



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (550 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1052人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - ピカチュウさん» ありがとうございます! (2018年9月25日 21時) (レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)
ピカチュウ(プロフ) - ハッピーエンドで良かったです (2018年9月23日 19時) (レス) id: ef8197772f (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - mimiさん» ご指摘ありがとうございます。文章力がなく、読み辛いところがあって申し訳ないです。改善できるよう努力いたします。続編も機会があれば書きたいと思います! (2018年9月22日 21時) (レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - うらんさん» ありがとうございます!嬉しいです。ヒロインちゃんのがユンギさん大好き過ぎるのでデレさせられるか分からないですが、機会があればぜひ書かせて頂きたいと思います。 (2018年9月22日 21時) (レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ゆなさん» こちらこそ最後までありがとうございました! (2018年9月22日 21時) (レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2018年9月11日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。