ep38 ページ38
A「どこだろう…」
入口を歩いて裏へ行くと人気が全くない場所まで入ってきていた。
警備員「キミ、ここで何してるの？」
後ろから声を掛けてきたのはここの警備員さんだった。
A「あ…スタッフ用の裏口を探してて…」
警備員「ん…？キミ、スタッフ用の名札は？」
A「あ…えっと…」
なんて説明すればいいかわからず私はあたふたとしてしまう。
その姿を見た警備員は私の腕を強く掴んだ。
A「痛っ…！」
警備員「最近多くて困ってるんだよ。キミみたいな迷惑なファンが！出ていけ！！」
A「待っ…」
説明をしたいのに怒ってる警備員さんは私の腕を強く引っ張りながら外へ連れていこうとする。
痛みで何も言えないままズルズルと引きずられてしまう。
その時だった。
──パシッ
音とともに私の腕は痛みから開放される。
YG「この子は僕達の関係者です。手荒な真似はやめてください」
ユンギが私の腕を掴む警備員さんの手を払い除けていた。
ユンギは私を庇うように私の前に立ち警備員さんとの距離をとってくれる。
A「ユンギ…」
警備員「す、すみません。」
日本人の警備員さんだったので言葉は伝わっていないがユンギの表情からなんとなく状況は伝わったらしい。
YG「そんなに強く無理やり引っ張れば誰も何も言えなくなりますよ」
警備員「……すみません」
YG「行くぞ」
A「あっ…」
ユンギは私の手を掴むと黙る警備員さんを放って歩き出す。
私は振り向いて警備員さんにペコリとお辞儀をするとユンギに着いて歩いていった。
A「どうしてあそこに…？」
YG「少し気分が悪くなったから外の空気を吸いたくなって。そしたらお前が見えたから」
A「…ありがとうございます。それより気分は大丈夫？」
私がそう言うとユンギは私の手を離して振り向く。
YG「おもしろいものが見れたからもう良くなった」
A「……ユンギって意外とイジワルですね」
YG「お前は俺をよく呼び捨てで呼べるな。テヒョンとジミンと一緒の歳だろ？」
そう言われて私はハッとする。
ついいつも一椛と話してる癖で…でもなんて呼ぼう…
A「なんて呼べばいいでしょうか？」
YG「あ？なんでもいいよ。オッパとかなんかあるだろ」
A「ユンギ…オッパ…」
YG「そう。何照れてんだよ。行くぞ」
ユンギオッパはニヤリと笑うと歩き出す。
私は少し後ろを着いて歩いていった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 754人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
mina - この設定大好きですこれからも頑張ってください (2017年7月8日 20時) (
レス) id: 0ff706e793 (このIDを非表示/違反報告)
豆腐(プロフ) - すみません。ミスです…修正しました！ご指摘ありがとうございます！ (2017年6月28日 21時) (レス) id: 870e434792 (このIDを非表示/違反報告)
豆腐(プロフ) - コメントありがとうございます！たくさんの方に読んでいただけで嬉しいです。続きがんばります！ (2017年6月28日 21時) (レス) id: 870e434792 (このIDを非表示/違反報告)
psi(プロフ) - テテと同い年ならグクより二個上じゃないですか(°_°)？間違ってたらすいません。。。 (2017年6月28日 20時) (レス) id: cdb7b9d6c8 (このIDを非表示/違反報告)
じあ(プロフ) - とってもとっても面白いです！続き楽しみにしてます！ (2017年6月28日 19時) (レス) id: eff2d09bf8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちょぽめるぴも子 | 作成日時：2017年6月28日 13時
