お 隣 さ ん 。

お 隣 さ ん 。- 0 9 - ページ9

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土曜なのに 、

講義があることに朝から苛立ち 。



何が楽しくて

休日に早起きしなきゃならんのだ 。







「 …… はぁ 。」





今日だけ 、学校が滅びないかな 。






ため息をつきながら家を出る 。




気分が乗らないからか 、

全ての動作がいつもより遅い 。






ゆっくりと鍵を差していると 、

隣のドアが開いた 。





コホンッと咳払いが一つ聞こえて 。




ぴょこんと白いニット帽が顔を出す 。






… ジョングクくんだ 。



ジョングクくんだ ！


ジョングクくんだあああ ！









私の視線に気づいたのか 、

パッとこちらに顔を向ける 。




そして 、にこっと微笑んだ 。







「 おはようございます 。」






え 、え 。



思わず辺りを 、きょろきょろ 。



うん 。誰もいねぇ ！！







「 何してるんですか ？ 」




彼が不思議そうに私を見つめる 。






「 …… えっと 、今の挨拶は

私にしてくれたんだよね ！？

そう受け取っていいんだよね ！？ 」





私の言葉にくすっと笑うと

こくりと頷いた 。






「 他に誰がいるんですか 。笑

お姉さん 、おはようございます 。」








多分 、私 今ので

表情筋 … 溶かされたわ 。



顔を引き締めることができない 。


顔面 、ゆるゆるなんだけど 。









てか … 今日の格好 、可愛い 。




いつも 、可愛いけどな 。







くっっっそ 、私好み 。


私の好みに合わせて

着てくれたんじゃないかってぐらい 。






うん 。分かってる 。

100% そんな可能性はない 。









つい 、全身を舐め回すように

上から下へ 、下から上へと 、

何度も見てしまう 。







頭の先からつま先まで

可愛いな 、おい 。




最高 。最高 。







見てて飽きないぜ 。








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