お 隣 さ ん 。- 3 2 - ページ32
*
「 わー 、ありがとうございます ! 」
胸の前で手を結んで
上目遣いでキムにお礼を言うゆるふわ 。
その姿は悔しいけどすごく可愛い 。
口元に軽い笑みを浮かべて 、
こちらにやってくると
私の横を通り過ぎる 彼女 。
…… 花の匂いがする 。
「 おい 。
あのゆるふわガールは誰だ 。」
ゆっくり階段を上がっていく
彼女の背中を見ながら
いつの間にか隣にいたキムに聞く 。
「 ユジョンちゃんだよ 。」
…… ふーん 。
ユジョンちゃんか 、
名前もやっぱりかわえ …
ん ?
「 …… はぁぁぁ !? 」
がしっ
キムの胸ぐらを掴んで
自分の方に思いっきり引き寄せた 。
「 何 、元カノに
部屋番号教えてんだよ !? 」
そうだ 。
'' ユジョン '' は
ジョングクくんの元カノの名前だ 。
てか … あの子が元カノ ?
可愛過ぎじゃんか 。
レベル高すぎじゃんか 。
「 ごめん 、聞かれたから 。泣 」
「 お前は聞かれたら何でも答えんのか !?
まず 、あの女にジョングクくんの家を教えた
ジェイミーとか言う奴も連れてこい ! 」
自分 、ガラ悪っ 。
「 ジェイミーじゃなくて ジミン …
Aちゃん 、苦しい … 息できない … 」
パッとキムから手を放すと
慌てて階段を駆け上る 。
「 待って !! 」
私の声に 、今まさに
ドアのチャイムを押そうとした
彼女がこちらを向いた 。
ずかずかと私が歩み寄ると 、
不思議そうに首を傾げる 。
「 あなたは ? 」
「 あ 、私は
ジョングクくんの隣の住人なんだけど …
多分 ? いや絶対 彼 、今いないよ ?
少し前に出かけて行くところ見たから 。」
嘘だ 。
そんなの見てない 。
さっきまでファミレスにいたし 。
自分でも自覚する 。
私 、くっっそ 性格 悪いんだな 。
だけど 、
会わせたくなかった 。
「 …… そうですか … 」
しゅん … と
落ち込んだ様子の彼女 。
頼むから帰れ 。
そして 二度と来んな 。
と言いたいけど 、
私にそんなことを言う資格はない 。
*
お 隣 さ ん 。- 3 3 -→←お 隣 さ ん 。- 3 1 -
2541人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆき(プロフ) - ジェイミーが、わたしがずっと思ってたジミン空耳呼び名だったのでめちゃくちゃ笑ったし同じこと思ってる人いたと思って感動さえ覚えました!! (2021年9月11日 14時) (レス) id: bac314c274 (このIDを非表示/違反報告)
愛ちゃん(プロフ) - すんごく面白いです!キュンとするのに、笑いが止まらないのがすごく読んでて楽しいです!ギャグ線高くて早く続きが気になります! (2015年12月4日 17時) (レス) id: 152a8bc151 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃ(プロフ) - グク天使だしテテも可愛すぎるし夢主は変態で読んでいてとても楽しいです笑。 (2015年11月15日 1時) (レス) id: b7602b29d1 (このIDを非表示/違反報告)
*ちょあ*(プロフ) - \ブドウ\さん» いえいえ!(^∇^)でも一番は自分の書きたいことを書くのがいいと思います!!(笑)その方がやはり楽しいので!!私もにやにやしながら書いてますし。(笑)最近小説の影響か、ててのこと、キムって呼んじゃいます。笑 (2015年3月17日 1時) (レス) id: ad9c2a0b95 (このIDを非表示/違反報告)
*ちょあ*(プロフ) - A Iさん» お読みいただきありがとうございます(>_<)キムとジョングクを褒めていただけて嬉しいです !! ものすごく愛着を持って書いているので … !!続編もにやにやしながら書いていきます!!笑 (2015年3月17日 1時) (レス) id: ad9c2a0b95 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:*ちょあ* | 作成日時:2015年2月17日 21時