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その視線はイベント先でも。
アンバサダーを務めているブランドのイベント中、
大勢のファンが私を呼んでいるんだけど、周りとは違う目線が送られている気がする。
これに関しては最近のことがあるからただの思い過ごしかもしれないけど…
外に出るとファンのみんなが私にプレゼントや手紙を用意して待ってくれていた。
私はなるべく多くのファンから受け取るようにしているから、今日もありがとうとプレゼントを受け取る。
事務所に向かう車の中で受け取ったプレゼントや手紙を読む。
"愛しいA
君のおかげで僕の毎日は輝いているよ
明日も君を見ているから、どうか僕を見つけてね”
貴方「なにこれ、…」
これまでのファンの手紙とは内容も雰囲気も違う、
どこか不気味な感じ。
一瞬頭を過ったのはどこかから感じてた視線のこと。
この人じゃ、ないよね？
もしこの人だったらさっき近くにいたの？
僕ってことは男の人だよね？
よく考えてみればこの人の便箋だけ自分の名前が書かれていない。
じわじわと感じる恐怖心に気づかないふりをして、
私はその手紙をカバンの中にしまった。
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作者名：二の腕 x他1人 | 作成日時：2022年6月8日 17時
