彼女が笑ったとき 4 (ページ40)

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誰かの視線ページ40

コンサートを控えているから体力をもっとつけるためにもとランニングを始めた。

家に帰ってジャージに着替え、夜のソウルを眺めながら近所を走る。

韓国に来て7年、やっと土地も理解してきて寄り道とかしちゃうときもあるけど

最近、誰かからの視線を感じるようになって寄り道もせずに帰宅するようになった。

視線を感じる場所は決まってなくて、
公園の近くだったり普通に人が多い場所でも感じる。

何度か振り返ったことがあるけど姿は見えず。
どこから見られているのか分からなくて最初は少し居心地が悪い程度だった。

でもだんだんその影が私の前に現れるようになって…

昨日は仕事終わり、マネージャーにマンションの前まで車で送ってもらった後、エントランスの前を見ると黒い服を着た男性のような人が立っていて。

住人かと思ったけど一向に入る気配はないし、
車から降りた私の方を見て物陰に移動する姿を見て、
…もしかして、この人が…？
なんて考えてしまった。

きっと違うだろうけれど、何となく怖かったのでその日は外でのランニングを控えて家で筋トレをすることにした。

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あけおめでございます！！