見返り美人 ページ45
HS「おー、もう着いていますか？」
坂口「着いてますよ〜
ゆっくりで大丈夫ですよ！気を付けて来てください」
仕事終わり、友達の健太郎が日本から韓国に遊びに来ていると知ってすぐ連絡を取り合い、行きつけのレストランで待ち合わせることになった。
仕事が遅くなって急いで向かっている。
日本語、少し勉強したけどちゃんと話せるかな…
ﾄﾞﾝｯ
HS「…っ、あ、すみません！大丈夫ですか？」
スマホを見ながら歩いていたから、
前から来る人に気付かなくて肩がぶつかってしまった。
「あ、こちらこそすみません！」
女の人は慌てて立ち去ろうとする。
…良かった、僕だって気付かれてないっぽい。
俺も急ごうとするも、
…ん？
HS「…あのっ！」
足元にキーケースが落ちているのが目に入った。
これは絶対に無くしちゃいけないやつ。
バレるのはもう仕方ないとして、呼び止めて渡さないと。
女の人は振り返る。
……あ！！
HS「Aちゃん！！？」
貴方「…え、あ、J-hopeさん！」
こんなところで会うなんて！
Aちゃんと肩がぶつかるなんてどんな奇跡！？
さっきぶつかった時は俯いていて気付かなかったけど、振り返った時に靡いた髪と大きな目が俺を捉えて、一瞬呼吸をするのを忘れた。
HS「ご、ごめんね呼び止めて。
…これ、落としたよ」
貴方「あぁ！ありがとうございます…！
これがなかったら家に入れなかったです…」
HS「ふふっ、良かった。笑」
俺からキーケースを受け取ると大事そうに両手で
抱きしめるAちゃん。
仕草がいちいち可愛いな。笑
HS「なんか急いでたみたいだけど、これから仕事？」
貴方「はいそうなんです。
本当は20時からだったんですけど、1時間早まったみたいで…」
HS「そうなんだ、遅くまでお疲れ様…
危ないからタクシーで行きな？」
貴方「ありがとうございます。
でも大丈夫です、スタジオすぐそこなので！」
全く、この子は鏡を見たことがないのか？
変装もしないで外を歩いて、変な輩に捕まらないか？
HS「でも…」
貴方「J-hopeさんも用事があるんですよね？
これ、拾ってくれてありがとうございます、
失礼します！」
あ…
嵐のように去ってしまった彼女。
ちゃんと話せなかったな…
HS「健太郎、A、知ってますか？」
坂口「おぉ！知ってます！日本でもすごく人気です！」
やっぱり彼女には変装というものを教えた方がいいなぁ…笑
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Mimare(プロフ) - たま〜〜にある、話の最後ー ーの下の主コメで吹く我氏。 (2021年12月29日 15時) (
レス) @page7 id: c93de8b3c6 (このIDを非表示/違反報告)
彩 - はじめまして、彩です。このお話大好きです♪続き、楽しみにしています！ (2021年11月15日 21時) (レス) @page15 id: 7de6ed1446 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：二の腕 x他1人 | 作成日時：2021年11月9日 15時
