お久しぶり ページ42
事務所に用があって、
その帰りにいい感じのカフェがあったから入ってみた。
そこのコーヒーは当たりで、
次の出国前に買って行こう、と決める。
何だか甘いものも食べたくなってきたなと思い
客も居ないしここで食べていくかとモンブランを食べていた。
カランカラン、と入店の音がする。
まずいな、マスク取ってるとバレるかもしれない
少し俯いていると
貴方「モンブラン一つとカフェモカ下さい」
久しぶりに生で聞いた、懐かしい声がした。
SG「…やー、久しぶりだな」
貴方「…え、シュガs、…ユンギさん！」
このアホは…笑
ほぼシュガと言ってから小さな声で名前を呼ぶ。
SG「相変わらず抜けてるな。笑」
貴方「ごめんなさい…
でもどうしてユンギさんがここに？
危ないですよ！」
お前も十分危ないだろ、なんて思いつつ、
向かいの席に通す。
SG「まぁ客いないし大丈夫だろ、
ここ行きつけなの？」
貴方「はい、先月見つけて、美味しかったから通ってるんです。ユンギさんも？」
SG「いや、今日が初めて。
確かに美味いな、ここ」
Aが通ってるなら通おうかな…なんて
最近、マンネラインがAの話題ばっかり出して
あいつらは会えてるのに、なんで俺は会えないんだって思ってた。
俺は2年前、COREに楽曲提供をしていた。
その時はもちろんAもいて、
ほぼ毎日のようにCOREと顔合わせをしては
ミーティングを繰り返した。
その中でAと個人的な連絡もするようになって、
出掛けたりはしなかったけど電話もしたりした。
結局、曲は出さなかった。
Aのグループ脱退が決まったからだ。
それが決まった日、Aは泣きながら俺に謝罪の電話をしてきた。
いじめられてきたことがどれほど辛かったのか、
俺はAとずっと過ごしてきたわけじゃないから
分からなかったのが苦しかった。
俺は気にするなって言ったけど、
ミーティング中のAは楽しそうで、いつも
「歌うのが楽しみです」って言ってたから
作詞作曲した俺だってCOREのために作って良かったって思ってたんだ。
それからAからの連絡は途切れ、
俺から連絡する勇気も出ず、
ここまで全く連絡できずだった。
目の前で美味そうにモンブランをもぐもぐしている
Aを見つめながら
今度はAだけに歌って欲しい曲を作ろう、
そう思った。
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Mimare(プロフ) - たま〜〜にある、話の最後ー ーの下の主コメで吹く我氏。 (2021年12月29日 15時) (
レス) @page7 id: c93de8b3c6 (このIDを非表示/違反報告)
彩 - はじめまして、彩です。このお話大好きです♪続き、楽しみにしています！ (2021年11月15日 21時) (レス) @page15 id: 7de6ed1446 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：二の腕 x他1人 | 作成日時：2021年11月9日 15時
