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-君がいいんだ-RM ページ1

-RM side-




Aが脱退して丸2年



俺達BTSは次々と大賞を取っていき



大きくなっていった



だけどメンバー全員の顔は



TVでは笑顔だけど



宿舎に帰ると


全然違う





抜け殻のような静けさ





俺等にはAが必要だ






だから俺は



日本へ渡った




どこに住んでいて



どこで働いるなんか分からない



名前だって変えてるかもしれない



だから1週間もの間


たくさんの街を回った



分かっているのは



東京にいるという事だけだった



そして


たまたま立ち寄ったカフェで



似ている人を見つけた




ただ似てるだけかもしれない




だけどある一言で確信した




「苺フィズ1つ」




Aは苺が大好きだった



楽屋でもいつも苺ジュース



声もAだった



だから



「相変わらず苺好きなんだね」


「え?」




やっぱり



Aだ



何も変わらない



大きな目に長いまつげ

くっきりした二重



小さい顔



長い綺麗な髪の毛




「会いたかったよ」




ずっとずっと



この2年間



君だけを考えて



君だけを探していた




君に会う為に



メンバー全員が



活躍を広げれば



きっとAが見ていてくれると



だからメンバー全員が倒れてしまうほど



必死に頑張った



君に見ていてほしくて



君に









"戻って来て欲しくて"

動き出した歯車→



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作者名:ありさん。 | 作成日時:2018年4月1日 14時

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