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JK「ココ、、座ってもい？」
「・・・ん」
その間も手は離さずに・・・
JK「ごめんオレがヒョンに頼んだ」
「・・・・・・ん」
ヌナの右手は外に露出している固定器具が痛々しくて
何度か息をのみこみ大きく呼吸をして気持ちを落ち着ける。
JK「右手どう？」
「・・・・・・ん」
JK「痛くない？」
「・・・・ん。」
JK「またリハビリしなくちゃだね」
「それはどうかな」
JK「そっか。でもヌナもテヒョンイヒョンも左も使えるから大丈夫か」
「・・・ん。」
テヒョンイヒョンのケガもすっかり良くなっている。
ユンギヒョンからも聞いているはず。
JK「オレはねもう筋トレ始めてる(笑)」
一瞬やっとヌナがオレの方を見た。
でもオレの腕を見ただけで視線は合わない。
JK「ジンヒョンには無駄な筋肉ばっかりだから縫うの大変だったって言われた(笑)」
口元が少し緩むヌナ。
JK「ホントに無駄な筋肉だよねって(笑)そんなに鍛えてるのにどうしてあの時よけられなかったの？って酷くない？」
そうなるってわかっていて敢えてそう言う言い方をした。
ヌナがﾋﾞｸっと反応した振動が手に伝わるけど放さないよ。
ヌナがゆっくりオレを見たけどすぐに逸らされた視線。
ヌナの左手に力が入り、従うように力を抜いたオレの手の中から居なくなったことを
目を閉じ状況をしっかり受け止める。
ん、大丈夫。
こんなのなんでもない。
色々覚悟を決めてココにいるから、大丈夫。
いいよ、、ヌナ。
ヌナの全部を受け止めるし受け入れるためにココに来たんだから・・・
右手の状況はジンヒョンから聞いてはいたけど
手首から腕にかけて見えている固定器具が想像以上で苦しくなる。
体の中で固定するよりも取り外しも楽でその後の傷も少なく済むって
ホソギ先生が説明してくれたけど・・・
包帯がグルグル巻き、オペで人工骨を移植して固定しているからまだ動かせない状況。
もう少ししたら固定器具を外してリハビリにはいるヌナ。
でもさっき「それはわからない」って言った。
リハビリしない気かもしれない。
ダメだよ、そんなの許さないけどね、オレが。
え。
一瞬の出来事に喉がｺｸﾝって鳴る。
ヌナの左手がオレの腕に触れていた。
少し上にあるヌナを見上げる。
袖が長めのTシャツを着ていた。
袖の上からヌナが触れているそこ。
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作者名：myu
| 作成日時：2021年1月13日 13時
