ねぇヌナ、またオレの事・・・3【JK】 (ページ25)

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さっきから浅く繰り返される変な呼吸を落ち着けるとスマホに耳を当てる

JK【ユンギヒョン、、今、いい？】

こんな時でもヌナの言いつけを守ってるなんてアホだけど
日本にいるヒョンじゃなくてユンギヒョンを呼びだした。

YG【ジョングガ！】

JK【あ、はいすみません】

YG【どうなんだよジョングガ！】

JK【まだ来てないんですねヌナ】

YG【いないのか？】

JK【はい、家の中が､､､ｩｸﾞ、ヒョン、、ユンギヒョン、、、】

YG【ジョングガしっかりしろ！オマエはテヒョンイに連絡しろ、いいな】

警察には自分が連絡するから家の中の状況を教えろって言ってくれたユンギヒョンに伝える。

ユンギヒョンとの電話を切って迷ったけど、ヌナに何か起こってることは間違いなくて

ずっと脳裏をかすめている1つの予感。

口に出してしまったらそっちに動いて行きそうな気がして口にも出せない！

出したくもない！

ヌナ・・・

どうか、、どうかオレの思い過ごしや勘違いであって！って心の中で繰り返しながら

やっぱりヒョンに黙ってるなんて違う、って思い直してテヒョンイヒョンを呼び出す。

TH【ん～？グガどうしたの？】

JK【うんヒョン、、今話して平気？】

TH【いいよ、(笑)】

JK【あのさ、、ヒョン今、日本なんだよね】

話ながら落ち着こうとしてるオレだけど・・・

TH【グガ、、？ちゃんと話せ、ゆっくりでいいから。ヌナになにがあった】

こうやってこの人には受話器越しだろうと、いとも簡単に心を読まれてしまう

JK【ヒョン、、、】

TH【うん】

こんな時でもヒョンの声は穏やかにオレの耳に届く。

JK【、、、っ、、ごめん！】

TH【ん？うん？】

少しｸｽって緩んだヒョンの口元が浮かぶ・・・

TH【グガぁ、、大丈夫だから聞かせて、、ヒョンがついてるから】

JK【ん、、、】

TH【・・・・・・】

ｺｸﾝってヒョンの喉が鳴る音が聞こえた。

ｺｸﾝ…

今度のはオレ。

JK【ヌナ、、が居なくなった、】

TH【そ。グガ、、ヌナは居なくなったの？居ないじゃなくて？オレにとっては大きな違いなんだけど？】

少し声が低くなったヒョンの言う居なくなったと居ない。

ヒョンもきっと落ち着こうとしてる。

気持ちはオレと同じなはず。

耳元で聞こえた大きな呼吸・・・

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