俺を撃って行け

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？「誰だ？」


入口の方から聞き慣れた声



WZ「あ？先に名乗るのが礼儀だろ」


『オッパ...！』




そう言うとオッパは階段の一番上から
柵も通り越して飛び降りる

こちらに向かってくる



WZ「お前みたいなクズが
触れていいような女じゃねーんだよ」




薄暗い部屋のせいで、
オッパの表情は見えないけど

声だけで怒っているのがすぐにわかった




WZ「A目つぶってろ」



私は言われるがままに
目を瞑る。



すると、男のうめき声が聞こえてくる



きっとオッパが...。



耳を塞ぎたくても手が縛られてるから
塞げず、早く終わって...そう願っていた



１分も経たないうちに、
男のうめき声は聞こえなくなった



WZ「もう大丈夫だ」


『オッパ...』


ワインの香りとは違う香り..
安心するオッパの香りに包まれ、
安心する。



オッパはすぐに手足の自由を奪っていた
紐を外して、自分の羽織っていたジャケットを
肩にかけてくれた。


WZ「行こう」


『うん、』



オッパに手を差し出され、
その手を握る。



『っ、あれ..立てない...』


WZ「.....仕方ねぇな」


『えっ、ちょっ！！』

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