24 眩しい日々のスタート�� ページ9
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気付かないフリをして、何もない何でもないって思い込んでいたのに。今日だって何度そう思ったことか。
それなのにテヒョニは簡単にその壁を壊して、わたしをあっという間に好きに引き込んできた。真っ直ぐすぎる想いが嬉しかった。温かくてとても幸せな気持ちになった。
まさかテヒョニに好きだと付き合いたいと言われるとは思わなかった。
いつものようにテヒョニがわたしのところへ甘えにやってくる。イベント後だったから、いつもの可愛らしいテヒョニじゃなくて。
今日は特に気合が入っているのか、格好良くて。そんな彼にどきっとしたのを隠していつものようにわたしも接する。
そしたらまた最近よく言われるテヒョニの「好き」を言われる。だからわたしも同じように「好き」を返した。溢れそうなわたしの想いを隠しながら。ユンギに伝える「好き」と同じ「好き」を。
それだというのにテヒョニの「好き」は止まなくて。その色気さえ漂う顔で真っ直ぐにわたしに想いを伝えるからくらくらした。
「ヌナのその笑顔が大好き。その笑顔を守りたいと思っている。悲しませたくない、辛い思いをさせたくない。ヌナが幸せになって欲しいし、俺が幸せにしてあげたい」
ああ今までの好きもそんな想いを込めて言ってくれてたの？
テヒョニからの愛情は伝わっていたけど、それは女性としてではなくて家族としてだと思ってた。ユンギの妹だから、メンバーと同じようにわたしも愛してくれているのだと思っていた。
だからわたしも同じように「好き」だと隠さずに伝えていた。
大事な弟だとユンギと変わらず家族のように愛しているのは本当だったから。ただそこにもっと深い愛が混じっているのは気付かないフリをして。
「大好き。ヌナと付き合いたい。ヌナの好きも欲しいし、俺の好きを受け入れて欲しい」
ああ…なんて答えればいいのだろうか。ねえユンギ、わたし自分に正直になっていいかな。こんなに嬉しいって全身が言ってる。飛び付きたいほど幸せなのに、素直に口に出せない。
それでもテヒョニの言葉は止まらなくて、わたしに聞いてくる。最初に出た言葉は素直に思ったことだった。
「嬉しい」ただそれだった。ずっと悩んでて、気付かないフリをして蓋をしていたから。テヒョニも自分と同じ想いだと知って嬉しかった。
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藍(プロフ) - Yukiさん» ありがとうございます！なかなか話がすすみませんが、ようやくここまできました。引き続きお楽しみ頂ければと思います (2018年11月28日 22時) (
レス) id: de71ef5888 (このIDを非表示/違反報告)
Yuki - 藍さん！！！更新されて一気にここまで読んじゃいました！！これからも頑張ってください！楽しみにしています！！ (2018年11月28日 17時) (レス) id: 5ccac3abe1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍
| 作成日時：2018年11月28日 0時
