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「ヒョンが俺に嫉妬してたんだよ。Aが俺と想いが通じ合って、Aはユンギヒョンだけじゃなくなったから。だからAのこと分かってたのに優越感から俺に伝えなかったんだって言ってた」
「そんなことユンギが？」
目を見開いて聞いてくるAにそうだと答えれば、少し考え込むA。
「…わたしにはそんなこと絶対に言わないのに」
「俺が言ったって内緒ね。きっとヒョンは恥ずかしくて言えないんだよ。だって兄としてどんと構えてなきゃって思ってそうじゃない？」
「そっか…なんだかユンギに近付けた気がする」
「どういうこと？」
「わたしとユンギは近いようで遠いの。たまにそれを感じて凄く嫌になる」
なんだか前も言ってたようなことを再び話すけれど、俺はいまいちよく分からない。ユンギヒョンもそんな曖昧なことを言っていた気がする。
やっぱりこの双子が俺達の知らないところで分かり合ってて、繋がってる。それがすごく羨ましい。
ユンギヒョンがすごく心配している様子を見て、そして俺に嫉妬してるって言ってきて、今まで以上にヒョンにとってのAの存在の大きさを目の当たりにした。
そして今こうやって嬉しそうにしているAを見て、同じように感じる。Aにとってのユンギヒョンの存在の大きさ。
やっぱり嫉妬しないなんて無理だし、そのお互いの存在の大きさを知らしめられるとどうすればいいのか分からなくなる。
「テヒョナ、付き添ってくれてありがとうね」
「ううん。Aが無理してることに気付てあげられなくてごめんね」
「それはわたしのせいだからいいの」
「これからは俺も無理しないでって言うからね。ちゃんと休んでって」
「テヒョニに言われたら反発できないから困るな〜」
「じゃあなおさら言う。俺のために休んで」
「そんなこと言われたら大人しく聞くしかないじゃない」
「だから言ったの」
ああそうやって俺を特別に想ってくれているっていうことが分かるだけで嬉しくなっちゃう俺は本当に単純。
きっとAと一緒に居ればこれから先もずっとAとユンギヒョンのお互いの存在の大きさに悩むんだと思う。想い合い過ぎている双子だから。その気持ちが大きくて俺は苦しくなる。
それでもこうやってAが俺に笑いかけてくれて、俺を特別だと言ってくれるなら俺は幸せだと思えるかな。そうだといいな。
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藍(プロフ) - Yukiさん» ありがとうございます！なかなか話がすすみませんが、ようやくここまできました。引き続きお楽しみ頂ければと思います (2018年11月28日 22時) (
レス) id: de71ef5888 (このIDを非表示/違反報告)
Yuki - 藍さん！！！更新されて一気にここまで読んじゃいました！！これからも頑張ってください！楽しみにしています！！ (2018年11月28日 17時) (レス) id: 5ccac3abe1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍
| 作成日時：2018年11月28日 0時
