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「あんな問題が起きたりとか…前もバイヤーと揉めたとか言ってたんだろ？そういうことがいろいろ重なった結果ってこともあるかもな」
「そっか…」
「Aの元彼の時も相当精神的にきてたみたいで、別れ話を3人でつけに行った帰り、テヒョンと別れた後にあいつは倒れたんだ」
テヒョンは目を見開いて驚いてる。一緒に居たし、知らなかった事実に衝撃を受けているのだろう。
「全然知らなかった…じゃあもしかしてそれも原因かも」
ぽつりと漏らす言葉が分からなくて、眉を潜めればそれにテヒョンは気付いたみたいで俺を見て口を開く。
「この前…何の番組のだったか忘れたけど。年末コンサートの時、Aの元彼に会ったの」
「何かされたのか？」
「ううん。ただ酷いこと言ってただけ。あの人あんまりいい仕事もらえてない感じで、Aは俺らの専属で地位が確立されてるのが気に入らなかったみたい。ヒョンのコネ使ってとかいろいろ言ってた」
「そう…か。Aはあんまり思い詰めてる感じじゃなかったか？」
「うん。俺、ムカついてかなり言い返したからそっちのがAは気にしてたけど」
「あんな人の多いところでやることではないからAの気持ちは分かるけど、お前の行動も分かる。あんなクソ野郎叩き潰せ」
「うん、言い負かしてやった」
「よくやった」
「まあ…本当はAの方が格好良かったんだけどね」
それに俺は笑う。なんだそれ。まあでもそれならあんまりその件はAの負担になってたわけではないかもな。それに俺はなんとなく理由が分かってる気がする。
「それぐらいじゃAも強いから倒れないと思う。Aが貧血じゃなくて心労や疲労で倒れたのは高校の時で。疲労もそうだけど、どっちかっていうと心労のが大きいと思う」
テヒョンには全て話した方がいいだろうって思って、ゆっくりと思い出しながら話していく。
「俺がちょうど今の事務所のオーディションに受かって、ソウルに出てきた後のことだ。自分と離れて過ごすことがどれほどAにストレスと与えていたのかっていうのが、Aが倒れて初めて知ったよ」
Aと俺が生まれて初めて離れて過ごすようになった頃だ。
俺だって寂しさはあったが、現実それどころではなかった。今日の飯をどうするかとか、そんなレベルだったから寂しいなんて言ってられなかった。
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藍(プロフ) - Yukiさん» ありがとうございます！なかなか話がすすみませんが、ようやくここまできました。引き続きお楽しみ頂ければと思います (2018年11月28日 22時) (
レス) id: de71ef5888 (このIDを非表示/違反報告)
Yuki - 藍さん！！！更新されて一気にここまで読んじゃいました！！これからも頑張ってください！楽しみにしています！！ (2018年11月28日 17時) (レス) id: 5ccac3abe1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍
| 作成日時：2018年11月28日 0時
