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「ユンギどこ行くの？」
「ちょっと…」
「もしかしてAちゃんのとこ？」
「まあ…そんな感じ」
明日の年末コンサートの打ち合わせも終わり、リハーサルも全て終わった頃。ゆっくりと部屋を出て行こうとしているユンギヒョンの姿を見つけたジニヒョンが慌てて引き留める。
「今行っても邪魔になるだけじゃない？」
「別に邪魔はしないです。俺達の衣装のことをやってもらってるわけだから。ただちょっと気になることがあるんで」
「じゃあ僕も行くよ」
「大丈夫です」
そう言ってユンギヒョンはジニヒョンを置いて部屋を出て行く。
「ユンギ！」
「ヒョン！俺が行ってもいい？俺が行く」
「テヒョン…まあAちゃんのことならテヒョンのがいいかな？」
「うん、そうさせてほしい」
「最近ユンギとAちゃん距離あるから、気にかけてやってね」
「え、2人が？」
「そう。思わなかった？」
「あ…」
言われて確かにって思う。Aがユンギヒョンは最近小言が多いって言ってたし、その通りヒョンはよくAを気にしていろいろ口出してる。
もしかして今もヒョンはそれでAのところに行ったのかな。だとしたらA、今はピリピリしてるだろうから余計に2人は反発しちゃうんじゃ…
「行ってくる！」
そう思ったら早く行かなきゃきゃって思って、俺は急いでユンギヒョンを追いかけた。Aが今どこにいるかも知らないけど、急げばヒョンには追いつけるだろう。
「ヒョン！」
部屋を出ればまだ姿が確認できる所にヒョンは居て。大きな声で呼ぶ。ゆっくり歩いていたヒョンは立ち止まって俺の方を振り返る。
「Aのところに行くんだよね？」
「ああ」
「俺も行く」
「別について来なくても」
「俺もAに会いたいの」
「あっそう」
気怠そうに答えるヒョンに、この調子でAに会ったらやっぱり今は良くないんじゃ…って不安に思う。
「Aが居る場所分かるの？」
「なんとなく」
俺は見当もつかないけど、やっぱりそういうのって双子だから分かっちゃうもんなんだろうか。お互いセンサーでも付いてるのかな。想像したらちょっと笑えた。
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藍(プロフ) - Yukiさん» ありがとうございます！なかなか話がすすみませんが、ようやくここまできました。引き続きお楽しみ頂ければと思います (2018年11月28日 22時) (
レス) id: de71ef5888 (このIDを非表示/違反報告)
Yuki - 藍さん！！！更新されて一気にここまで読んじゃいました！！これからも頑張ってください！楽しみにしています！！ (2018年11月28日 17時) (レス) id: 5ccac3abe1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍
| 作成日時：2018年11月28日 0時
