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「Aヌナはいつも明るくて、仕事してる時なんて輝いて見えるくらいなの。そんなヌナが俺は好きだよ」
どうにか分かってほしいとテヒョンはAに訴える。
「でも今は違う。十分明るいし、元気だけど…でも空元気みたいなところがあるし。どんどん痩せていく姿を見てると悲しくなる。今だって彼氏のことでこんな怯えて。ただ事じゃないでしょ？」
「テヒョン…」
「俺じゃ頼りない？年下だから？でもヌナのこと大切に思ってるのは俺だって一緒だよ」
テヒョンの言葉にAは泣きそうな顔をする。そんなAをテヒョンはそっと抱きしめる。
「泣いてもいいんだよ。弱音を吐いたっていい。何かあるなら全部吐き出してほしい。俺はヌナに頼ってほしい。ヌナの力になりたい」
とうとう耐え切れないと言わんばかりにAはテヒョンに抱き着く。
「どうすればいいのか分からないの」
消えそうな声でそう話し始めたA。テヒョンはAを抱きしめたまま、静かに話を聞いていた。
「人が変わってしまったようで…愛情なんて感じられなくて。最近はオッパに会うのも苦痛で、だから電話を取るのも嫌で…」
「うん」
「あんなに優しかったのに、ここのところはずっと乱暴で。その変わりようが悲しくて、辛くて。好きだったはずなのに…今でも好きだと思いたいのに…」
今にも泣いてしまいそうだったが、Aの瞳から涙は溢れなかった。必死に耐えながらそう話すAの姿が痛々しくて、テヒョンは胸が痛んだ。
「話はできるような感じじゃないの？
ヌナの意見は聞いてくれないの？」
「うん…何を言っても話にならなくて。
ずっと一方的なの」
「最近は会ってるの？」
テヒョンの質問にAは無言で首を振る。
「じゃあ…そのまま暫く距離をとって向こうが落ち着くのを待った方がいいんじゃ」
「うん…」
「ヌナ、大丈夫？1人で帰っても不安なんじゃないの？やっぱりヒョンに伝えた方がいいんじゃ…
たまにヒョンが帰って来ないのはヌナの家に泊まってるからだよね？」
「いいの。テヒョンもだけど、ユンギだって忙しいのに。わたしのことで煩わせたくない」
「そんなことないと思うけど…」
「とにかく、大丈夫だから。
ユンギには言わないでね」
最後まで頑ななAにテヒョンはどうしたものかと思う。本当はユンギに伝えた方がいいだろう。でもこんなに止められるとテヒョンもユンギには言えなかった。
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藍(プロフ) - Yukiさん» お待たせしてしまってすみません。そしてようやく2章に移行しました。引き続きお楽しみください！ (2018年11月15日 21時) (
レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
Yuki - キャー！更新待ってました！！！やばいです！もう通知来るたびにやけてます(・∀・)ﾆﾔﾆﾔ (2018年11月14日 20時) (レス) id: 5ccac3abe1 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - Yukiさん» ありがとうございます！お待たせしてしまってすみませんでした。ユンギお兄様好きって言っていただけで嬉しい。わたしも好きです (2018年11月14日 0時) (レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
Yuki - 更新お疲れ様です！ですね笑笑好きですよユン兄（・∀・）ﾆﾔﾆﾔ (2018年11月10日 12時) (レス) id: 5ccac3abe1 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - Yukiさん» そう言ってもらえて嬉しいです。せっかくテテ出てきましたが、またユンギお兄様のターンです笑 (2018年11月4日 22時) (レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍
| 作成日時：2018年10月30日 19時
