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Aも同じだった。まだ自分で衣装も選べないし、コーディネートなんてさせてもらったことはない。それでも毎日の仕事が楽しくてしかたなかった。
そんな様子がAを見ていれば伝わってくる。その自分とのギャップがまた先輩にとって辛かった。
「なあA…」
片づけを終えて、2人でくっ付いてテレビを見て居た時。腰に手を回して近付いてくる先輩にAは何を求めているのか察する。
先輩の言葉にAは答えることはなかったが、拒絶することはなく受け入れる。
そのまま2人の距離はゼロになる。先輩に求められるままにAは身を委ねる。
ただ頭の片隅で最近はそればっかりだな…と思った。
会うこと自体が少なくなった。だから会えば求めたくなる気持ちもある。でも最近は何をするわけでもなく、会えばそうやってすぐに求められる。それが少しAにとって苦痛だった。
夢を実現させるためにがむしゃらに頑張るAと、Aと会えない時間が増え不満が大きくなる先輩。向いている方向は全く違う。
そんな2人の間に大きな溝ができてしまうのは必然的だった。
そんな状態が続く中、さらに大きな問題が2人の間に起きた。
「は？会えないってどういうことだよ」
電話口から先輩の不機嫌な声が聞こえてくる。
「ごめんなさい。
どうしても変えられない予定があって」
「前からこの日は会うって決めてただろ。
もうずっと会えてないんだから記念日ぐらい時間を空けてくれよ」
「来月じゃだめかな。
仕事でまた地方に行くし…今月は難しそうなの」
「当日は休みじゃなかったのか」
「休みだけど…その家族との予定があるから」
Aの言葉に大袈裟にため息をつく先輩。そんな様子にAもため息をつきたくなった。
どうせ記念日だからって、ちょっと雰囲気のいいレストランでご飯食べるだけで、あとは先輩の家で求められるだけでしょう。
そんな不満を抱いてしまい、Aは首を横に振る。
「家族の予定って…また双子の兄のこと？」
「う、うん…でも両親もソウルに来るから」
「芸能人かなんだか知らないけどさ、そんな有名でもないんだろ？会うのは他の日じゃ駄目なわけ？」
「そんなこと言わないで。
それにその日じゃないと駄目なの」
「Aは家族と俺とどっちが大事なわけ」
「そんなめちゃくちゃなこと言わないで。オッパだって家族は大切でしょう？両親には久しぶりに会うんだし」
「俺とだって久しぶりだろ！」
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藍(プロフ) - Yukiさん» お待たせしてしまってすみません。そしてようやく2章に移行しました。引き続きお楽しみください！ (2018年11月15日 21時) (
レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
Yuki - キャー！更新待ってました！！！やばいです！もう通知来るたびにやけてます(・∀・)ﾆﾔﾆﾔ (2018年11月14日 20時) (レス) id: 5ccac3abe1 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - Yukiさん» ありがとうございます！お待たせしてしまってすみませんでした。ユンギお兄様好きって言っていただけで嬉しい。わたしも好きです (2018年11月14日 0時) (レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
Yuki - 更新お疲れ様です！ですね笑笑好きですよユン兄（・∀・）ﾆﾔﾆﾔ (2018年11月10日 12時) (レス) id: 5ccac3abe1 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - Yukiさん» そう言ってもらえて嬉しいです。せっかくテテ出てきましたが、またユンギお兄様のターンです笑 (2018年11月4日 22時) (レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍
| 作成日時：2018年10月30日 19時
