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「なに、寂しかったの？」
「…寂しいよ。
ユンギにこんな会えないの初めてだもん」
「そうだな。俺もAに会えなくて寂しい」
素直に寂しいことを伝えれば、ユンギも同じように返してくれてAは嬉しくなる。自分だけじゃなかった、と。
「でも大人になるってそういうことだろ。
俺達だってずっと一緒にはいられない」
「それなら大人にならなくてもいいのに」
「そんなこと言うなよ」
「だって…」
「今すぐは無理だけど、落ち着いたら会ってやるから。それまでAも頑張れよ」
「うん…ユンギも体調に気を付けてね」
「Aもな」
もっともっと話したいことがあるはずなのに…結局、通話時間はそんな長くなくて、あっという間だったな。
そう思ってAは通話を終えた携帯を見てため息をつく。
もう寝てしまおう。こんな気持ちじゃなにも手に付かない。
まるで恋人を想うように、Aはユンギのことを考えなら眠りについた。
**
「Aちゃん最近元気ないけど…もうしかしてホームシック？」
「先輩…」
学校のテラスでフラペチーノを飲みながら課題をしていたAだったが、頭に浮かぶのはユンギのことばかりでため息をついていたところだった。
そこへ同じ専攻の先輩がやってきて、顔を上げる。入学した時からお世話になっている先輩だった。
「ホームシック…そんな感じです。一人暮らしは初めてですし、なかなか慣れないものですね」
「そう？俺は家を出て一人暮らしできるの嬉しかったからあまりそういう気持ちにはならなかったけど…やっぱり女の子はそうなのかな」
「そう、かもしれません。同じようにソウルに出てきた兄はそうでもないみたいなんで」
「Aちゃんってお兄さんいたんだ？
もしかして相当お兄ちゃんっ子？」
「自分ではそんなこと思ってなかったんですけど、
そうみたいです」
「何それ」
笑う先輩にAも笑みを漏らす。家では孤独だけれど、ここでは笑える仲間いる。同じ志を持った同士がいる。それがAの支えとなっていた。
「Aちゃん、一緒に課題やりに行こうか」
「え、でも先輩もお忙しんじゃ」
「大丈夫だよ。その課題は俺も1年の時出たけど、なかなか大変なんだ。俺も先輩に助けられながらやったし、手伝うよ」
「ありがとうございます」
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藍(プロフ) - Yukiさん» お待たせしてしまってすみません。そしてようやく2章に移行しました。引き続きお楽しみください！ (2018年11月15日 21時) (
レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
Yuki - キャー！更新待ってました！！！やばいです！もう通知来るたびにやけてます(・∀・)ﾆﾔﾆﾔ (2018年11月14日 20時) (レス) id: 5ccac3abe1 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - Yukiさん» ありがとうございます！お待たせしてしまってすみませんでした。ユンギお兄様好きって言っていただけで嬉しい。わたしも好きです (2018年11月14日 0時) (レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
Yuki - 更新お疲れ様です！ですね笑笑好きですよユン兄（・∀・）ﾆﾔﾆﾔ (2018年11月10日 12時) (レス) id: 5ccac3abe1 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - Yukiさん» そう言ってもらえて嬉しいです。せっかくテテ出てきましたが、またユンギお兄様のターンです笑 (2018年11月4日 22時) (レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍
| 作成日時：2018年10月30日 19時
