No.9 ページ10
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………ただ…1人を除いて…。
「……いや、待ってよ。全然意味わかんない。そもそもなんでこんな奴グループに入れたの…？？
こいつ全然デビューレベルに達して無いじゃん。
練習生の中でもこいつより上手い子なんて沢山いるだろ。
いや、普通にこの子抜けば済む話じゃん」
ほんとに酷い。この女。
歌も素人に毛が生えたレベルだし、踊りとか、見てらんない…。
別に紅一点にしなきゃいけない理由なんてないだろうし…、
それに、もし紅一点にするんだったらその女って普通誰よりも上手くなきゃいけなくない？
いや、ほんとになんでわざわざこの女をメンバーの中にいれたんだ…？
PD「……いやぁ、まぁ、ふつーならそーすればいいんだけどさ…。
それがどーしてもできないから君が入ることになったんだよ…」
「??どうゆうこと？」
PD「……彼女○○社のご令嬢なんだ。」
「……。｣
PD「それでそこ社長に頼まれたんだ。娘を今度できるナムジャグループに入れてくれってね。」
「…………………それで？」
PD「○○社には会社設立時から結構支援してもらってたから断れないんだよ」
「…………嘘だろ…。は、いや、まじで、あー。ほんとに…無理だ…。
こんなコネ野郎のために俺が犠牲にならなきゃとか…」
PD「………………。ほんとにAにはすまないと思ってるんだよ。
そもそもソロアーティストとしてのデビューを約束して練習生になってもらったようなもんだからなㅎ 」
「あぁ。もう、ほんっと、そこ重要‼‼
なんか、もう、もはやこの行為は契約の根本変えちゃってるからね！…はぁー。」
PD「でも、それでもこのグループには君の力が必要なんだ。
……………人間は人の失敗を無意識のうちに探してしまう生き物だ。
一糸乱れぬ動きの中で目立つのはどーしても上手い子ではなくズレた子だ。
…まぁ、言ってしまえば劣っている子だな。」
「…………」
PD「じゃあ、グループ活動で劣っている子に目を行かせないようにするためにはどーしたら良い？」
「…………」
PD｢んー、まぁ、やっぱり第一はその劣ってる子にスキルアップしてもらうことだよ。それが1番効率が良いし、その子の為にもなるだろう。
……でも、それが望めない状態の場合…
人間の本能をも超越してしまうほどの…
他に目を向かせない程の力をもつ異端者をプラスαするのが正解だ。」
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じゆん - どタイプです。はい(( (2020年6月13日 21時) (
レス) id: a4c43c4849 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - はじめまして^^ 男主のお話が好きで検索より飛んできました！コネ入社の紅一点を追い出そう設定がとても面白くてハマりました(笑)圧倒的力の差を見せつけてほしいです^^ 更新楽しみにお待ちしてます！ (2020年5月29日 15時) (レス) id: 684671b8cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アールグレイ | 作成日時：2020年5月10日 18時
