ヲタクなお嬢様 (ページ10)

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JKside

JK「おはようございます」

「おはよう」

JK「珍しく早起きなんですね」

「早く起きれただけ」

JK「早起きは良いことです」

「もっと褒めて」

いつも通り起こしに行くともう起きてるお嬢様。褒めて褒めて～なんて言いながら自分から洗面所に行くなんて何年ぶりだろうか。

JK「今日はDVD見ないんですか？」

「うん～黒髪の探しておいて」

JK「了解致しました」

お嬢様がDVDを見ない朝なんて珍しすぎて正直びっくり。ユンギヒョンが言ってた通り彼氏？車で行くとかなんとか言ってたよな。

「ジョングク～？」

ぼーっと考えていると大声で呼ばれる自分の名前。慌てて声の聞こえる洗面所に向かう。

JK「何か御用ですか？」

「髪の毛かわいくして？」

JK「は？」

「は？じゃなくて！髪の毛可愛くして！」

JK「早く起きたと思ったらこれかよ」

早く起きたかと思えばこんなめんどくさい仕事を朝からさせられて。これならまだDVD鑑賞の方がマシだ。

「編み込んでね！！髪の毛くるくるにして！｣

JK「いつものでいいじゃん」

「いつものって下ろしてくるくるにするだけじゃん！今日は編み込むの！｣

JK「編み込みとか俺出来ないよ｣

「適当にやれば出来るよ！｣

JK「出来ねーよ｣

適当にやれば出来るんだったら自分でやればいいじゃんって心の中で悪態つく。だってこんなの俺よりもAの方が出来るに決まってる。

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