ヲタクなお嬢様 (ページ8)

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部屋に戻ったらいつの間に入ったのかジョングクがいて、何となく気まずくなる。

JK「お嬢様」

話しかけないでよ、私だってどうしたらいいのか分かんないのにって気持ちを込めてジョングクの方を見るとバッチリ視線が合って逸らす。

JK「今日は僕の不注意ですみませんでした。今後はもう無いように気をつけます｣

｢別に。私も忘れてたから｣

JK「ですがお嬢様、｣

｢もういいの！これからは二人でカレンダーに書いとこ！｣

いつまでも自分の責任だと言い張るジョングクにそう言ってペンを持たせる。次はライブの応募！絶対忘れないようにってカレンダーに書き込んだ。

｢これなら忘れないでしょ？｣

JK「そうだね｣

そう言って笑ったジョングクになんだかキュンとして慌てて目を逸らした。もう寝よう。

｢おやすみなさい｣

そう言うと部屋の電気を少し暗くして近くにある椅子に座って本を読み出すジョングク。

寝ようと目を閉じると鳴るスマホ。ビックリして隣に置いていたスマホを見るとソジュンからの電話。なにこいつ。

｢·····もしもし？｣

SJ「ああ、ごめんA｣

｢いいけど何？｣

SJ「なんだか、声が聞きたくなって｣

ジョングクがこっちを見てる。会話が聞こえてるわけじゃないのにソジュンに言われた言葉がジョングクに聞こえてたらって思ってなんかすごく恥ずかしくなった。

「切っていい？｣

SJ「ごめんって！明日さ、朝一緒に行かね？｣

｢は？｣

今まで学校まで車で送ってもらうのがすごく嫌だったけど今は反対、それが恋しいとさえ思う。ソジュンの隣で歩いて朝から可愛くないだのなんだの言われるくらいなら車で行った方がいいに決まってる。

SJ「嫌？」

｢知ってた？ソジュンの隣歩いてる時私ずっと可愛くないって言われてんの、朝からそんなこと言われて黙ってられるほどいい子じゃないから車で行く｣

SJ「ええ～可愛いのに｣

ずっと感じるジョングクからの視線。なんか恥ずかしいよ本当に。恥ずかしくなってきたからおやすみって言って電話を切った。

電話を切ってもこっちを見つめてるジョングクに戸惑いながらスマホの画面をけして寝る姿勢に入る。あー疲れたから寝れそう。

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