ヲタクなお嬢様 (ページ29)

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JKside

テヒョニヒョンの相手をしていたらいつの間にか俺のベッドで寝ているお嬢様。可愛い～って頬をぷにぷに触るテヒョニヒョンを横目にそういえば、と思い出す。

TH「ほんとに可愛いよね｣

もう聞き慣れたこの発言を聞き流して適当に頷く。俺とテヒョニヒョンが座ったベッドは沈んで、お嬢様の体も動いた。

TH「あんなに脚出してTシャツはだけててさ、目潤ませながら助けてって抱き着いてくんの、俺耐えたんだよ？すごくない？｣

愛おしそうにお嬢様を見つめながら言うテヒョニヒョンはすごく幸せそうで、でも少し寂しそうに見える。

TH「俺、なんでAと兄弟なんだろう｣

ボソッと呟いた言葉はしっかり俺の耳に届いて。お前はいいなあ、って頭をガシガシされる。

TH「可愛くて、守りたくなってさ、これって家族愛とは違う気がして、｣

好きなんだろうな、そう思った。なんとなく分かっていたし、実際ジニヒョンもお父様もお嬢様にはベタベタだし。この子は愛されてる。

TH「血繋がってるのを恨んだらダメかな｣

自分を馬鹿にするみたいに笑ったテヒョニヒョンはすごく切なそうで見ていられなかった。俺はダメだと思いませんよって声を掛けると本当？って目をキラキラさせて聞く。

JK「いいんじゃないですか？禁断の恋ってやつ｣

TH「いいね·····なんか響きがいい·····！｣

JK「変なこと考えてますよね｣

なんで分かるのー！って笑いながら顔を赤くしたテヒョニヒョン。やっぱりヒョンはこうやって元気な方がいいや、元気になったヒョンを見たらホッとした。

TH「今日はAと寝よ～｣

JK「ヒョンはソファで寝てください｣

TH「ジョングガはどこで寝るんだよ｣

JK「Aの隣で寝ます｣

TH「Aは俺のだし｣

JK「違いますよ｣

テヒョニヒョンがお嬢様の隣に横になって、お嬢様を挟むように俺が横になる。横になったらあっという間に眠くなって寝てしまった。

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