ヲタクなお嬢様 (ページ13)

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「ただいま～｣

小声で呟くように入る。よかった誰もいない。嬉しくて一人でガッツポーズをする。

とたとた走って部屋に行く。こんなの途中でお兄ちゃんに見つかったらめんどくさいもん。

部屋に入ると灯りがついていて、誰もいないのに変だなって部屋を見渡す。やっぱりジョングクはいなくて、なんで電気ついてんのって少し怖くなった。

部屋に入ってすぐ横のポスターに挨拶をする。ただいまって頭を撫でた後、今日はシウくんペンと一緒に三時間カフェで語ってたんだよ褒めてってポスターに語り掛ける。

JK「だから遅かったんですね｣

「へ、あ、ジョングク·····｣

JK「三時間も話してたんですか？｣

「いや、遅くなるといけないと思って一時間で済まそうと思ったんだけどやっぱりシウくんの尊さを語るには三時間ぐらい必要みたい、まだ全然足りなかったから今度はお泊まりしようって約束したの｣

JK「いいから手洗ったの？｣

「まだ｣

無理矢理連れて行かれて手を洗う。夕飯はいらないかなーってジョングクに伝えるとダイエットでもしてんの？って聞かれた。ただ一人で食べるのが嫌なだけって言ったらここで食べればいいじゃんって言われたから持ってきてってお願いした。

ご飯の前にお風呂入ろうかなって思い立ってお風呂に向かう。入ってるの分かったらジョングクもパジャマとか用意してくれるよね。

お風呂に入ってシウくんのバラード聞いたら眠くなってついつい長居しちゃった。上がろうと湯船から出ようとして思い出す。パジャマとタオル用意してあるかな。いつもジョングクが扉越しにパジャマとタオル置いておきますねって言うけど今日は言われてない。

いやでももう寝たいし。そう思って少し開けた扉から外を見る。タオルも何も置かれてなくて慌てて扉を閉める。

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