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デビューから約5年後 2018年
「お疲れ様でした〜」
ダンス練習を終えた私は誰もいなくなったスタジオで寝っ転がる。
「あぁ、体バッキバキだ...もうだめ」
最近練習してなかったから体が思うように動かない。
時計を見るとすでに12時を過ぎていた。
最近日付が変わる前に宿舎に帰れたことがない。
でもそれは私だけじゃなくて、他のオッパもみんなそう。
ツアーの時は毎日違う国にいるようなもんだし、一日OFFなんてもうここ何年もない。
でも後悔はしてない。
毎日が刺激的で幸せだから。
「喉乾いた...水、あれ、カバンどこだっけ」
起き上がる気力もない私はほふく前進で荷物が置いてある所へ向かう。
『おい、』
低く冷たい声が背後から聞こえる。
「げ、ユンギオッパ....」
『げってなんだよ、コラ』
黒いマスクに黒い帽子に黒い服、とにかく全身真っ黒なユンギさんが立っていた。
うん、不機嫌だこの感じは。
目を見ればわかる、今にも人をころ『聞こえてんぞ』
「え。」
つい心の声が漏れていた。
『ん、』
私の前でしゃがみ込むユンギさん。
「ぎゃっ」
突然頬に冷たい何かが当たる。
『お前もうちょっと女子らしいリアクションしろってㅋㅋㅋ』
そう言って私に冷たい水を渡してくる。
ほら、こういうところ。
「冷たいのより常温がいいんですけど」
『あ？』
「ほら私って女子じゃないですか〜、だから冷えとか大敵でぇ〜、」
『うるせ、早く飲め。お前がいつ女子だったんだよ』
バチン、と私のおでこにデコピンをする。
「いでっ...」
もう少し力加減してくれてもいいのに。
本当に女としてみてもらえてないんだな。
だからきっとユンギさんは知らない。
私が憧れている人が貴方ってことを。
「あ、そうだ、オッパはこの時間まで何してたんですか？」
『曲作り』
ですよねー、だと思いました。
「無理しないでくださいね、」
『それはお前もだろ』
「え？」
『あんまり自分自身を追い込むなよ、』
そう言って部屋を出た。
ホラ、狡い。
でも、だからと言ってユンギさんの彼女になりたいとかじゃなくて。
ユンギさんには大切な人がいるし。
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オルペン - グクの嫉妬の場面、気に入っちゃいました。 (2020年11月13日 22時) (
レス) id: fa51a2f630 (このIDを非表示/違反報告)
オルペン - 次が気になります。更新してください！お願いします。応援してます。 (2020年11月13日 22時) (レス) id: fa51a2f630 (このIDを非表示/違反報告)
まこ(プロフ) - こんにちわ！次はいつ更新しますか？ (2018年5月4日 9時) (レス) id: c5b40d6694 (このIDを非表示/違反報告)
809 - 更新してくれて嬉しいです！頑張ってください！！ (2018年3月10日 20時) (レス) id: 4a9056ee7c (このIDを非表示/違反報告)
ちあ - 本当に面白いです！楽しみにしてまーす。更新頑張ってください！！ (2018年3月8日 20時) (レス) id: 4a9056ee7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちょんうさ | 作成日時：2018年2月11日 12時
