不良少年(?)、テヒョンくん。

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「あ〜〜美味しい.....あの金髪もいい事するじゃん。」






休憩時間じゃないけどお客さんもいないし平気でしょ、と雑な判断によりレジでさっき金髪がくれたおでんを食べる。





「この前はよく見えなかったけど結構顔整ってたな.....」







この前は黒マスクになんかテロッテロの長袖にヒラッヒラのズボン(語彙力)でいわゆるヤンキーみたいな格好だったけど今日はなんか雰囲気が違った。




コートにタートルネックで結構よか.....って、無いから！！危ない危ない、戻ってこい自分。




そういう作戦？ギャップ萌え？






「いや〜頭いいなあの金髪......てか、あんな優しい顔して笑うヤンキーもいるんだ」





具を全て食べて、あとは汁だけになった。



ズーーッ





『やっと終わった、て、あーー！！！！ちょっと
！！！！なに呑気に食ってんの！！！！』





「ブホッ...! ちょ、ちょっと、何ですか店長！驚かさないでくださいよ！貴重な汁こぼしたじゃないですか！！！」




『俺が一生懸命汗流しながら雪掻きしてる間になに食ってんの！』





「だって、くれたんですもん」





『くれた？え、もしかしてさっきのイケメン兄ちゃん？』






えっと、それはあの金髪の事かな。






「あ、そうですそうですあのヤンキー」





『えっ、ヤンキーなの？』





「どう見たってそうでしょあれは」





『なーんだ、Aさんの彼氏かと思った』



「はい？」







あの金髪が？


あり得ない、絶対ない。


いかにも【女好き】って顔してるし。






『俺、さっき彼に声かけられたけどビビって、聞いてないふりした』




「なにしてんすか。あ、脅迫されたんですか？金出せって。それなら納得。」





『え？違う違う、“ご苦労様です”って』






「え、意外」






『どれだけ悪く見てるのㅋㅋㅋㅋㅋ』






本当に意外だった。




なんか礼儀とか知らなそうじゃん、ああいう子って(偏見)





えっと、なんだっけあの子の名前。






キム、、、キムテヒャンとかキムチョヒョンなんかよく分かんないけど、まぁそんな感じだったよね。




また今度あったらちゃんとお礼しよっと。

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