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49. ページ49

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“他の女の所に居たんだよ”



私の不安を煽るようにそう言ったジョングク。




「っ、、、」




その瞬間、自分でも気づかないうちに一滴の涙が頬を伝う。




『泣くほどあいつに価値ないけどな〜』



「っ、あんたに何が分かるのよ...」





顎にかけられた手を振りほどきながら睨みつける。





『ねぇ、俺の女になってよ』




冷ややかな目で私を見ながらそう言った。



「は......?」



『キムテヒョンより俺と一緒になった方が幸せになるよ』


「それは絶対ないから....」



『気の強い女俺結構好きだよ?ㅎㅎㅎ』





こんな可愛らしい顔してるのになんでこんな性格なんだろうか。



憎らしくて仕方がない。






「私はテヒョンしか興味ないから」



それだけ言ってジョングクに背を向けて歩き出す。





『おい待てよ』




腕を掴まれ足が止まる。



離して、と言おうとした時鈍い音が耳へと入って着た。





『ってぇな....』





後ろを振り向くと、唇を抑えるジョングクと








「ジミンさん......」






JM「っ、Aさん、大丈夫ですか?」




息を切らしたジミンさんがいた。





「私は大丈夫です.....なんでここに?」






JM「たまたまここの前通ったらあなたがいるのが見えて」




『あー、なに?あんたらも知り合いなの?』




JM「この人に話あるからお前は帰れよ」







低い声でジョングクを睨みながらそう言うジミンさん。


こんな姿初めて。






『っ、今度会った時覚えてろよ』





そうジミンさんに言って私たちの前からジョングクは去った。









「あ、あの話って..?」




JM「あぁ、うん。この前のこと大丈夫だったかなって....」



「あぁ!それならもう大丈夫ですよ!」



JM「良かった」






ふぅ、と深いため息をついてしゃがみ込むジミンさん。





その姿がある人と重なる。





私が大好きなあの人。




口を四角くして笑う、あの人に。





「あ、あの..!」




驚きながら私を見上げるジミンさん。





JM「なんですか?」





「あの日の夜、テヒョンってどこにいたんですか.....?」




JM「え?」




「ジョングクがあの夜テヒョン他の女の人と居たって言ってたから..嘘だと思うけどㅋㅋ」



JM「....」





再び下を向いて無言になるジミンさん。








「そ、そんなわけな「うん、女のところにいたよ」






ガツンと頭を殴られたような衝撃が走った。




「嘘だ.....」

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設定タグ:防弾少年団 , BTS , テヒョン   
作品ジャンル:恋愛
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こうりん - 更新頑張ってください! 待ってまーす (2018年2月12日 21時) (レス) id: a6076d68ce (このIDを非表示/違反報告)
まっさん - ちょっとwwホソクに狂気を感じましたwwこの話面白いです!いつも楽しみにしてます! (2017年10月1日 17時) (レス) id: 4d229e5918 (このIDを非表示/違反報告)
Hiroron(プロフ) - あー!!気になる!更新待ってます!! (2017年10月1日 11時) (レス) id: 1b13fc48f2 (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - ちょんうささん» お返事ありがとうございます!またまた続きが気になってワクワクしちゃってます( *^艸^)ほんとにおもしろいです!2章3章と長編でじっくり読みたいです!更新頑張ってくださいませ!応援しております! (2017年10月1日 10時) (レス) id: 1a1f2fe310 (このIDを非表示/違反報告)
ちょんうさ(プロフ) - alexandrite_bbcさん» コメントありがとうございます!これからも楽しんで読んでいただけると幸いです!!頑張ります(≧∇≦) (2017年10月1日 7時) (レス) id: d98842ba6c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちょんうさ | 作成日時:2017年8月22日 12時

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