46. JM ページ46
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最初に違和感を覚えたのは僕がAさんに電話をした時だった。
画面越しに聞こえた彼女以外の声。
“トイレへ行ってきますね”
と言った男の声はどこかで聞いたことのある声だった。
「....もしかして、チョンホソクじゃないよな」
電話を切った後僕はユンギヒョンへ連絡した。
『もしもし』
「っ、ヒョン聞きたいことがあります」
『ん』
「チョンホソクって覚えてます?」
『なんでお前があいつの....』
「Aさんと関わりあったりしますか」
『っ.....あるよ』
ビンゴ。
嫌な予感が的中した。
「っ、Aさんが危ない.....」
『あ?それどういう「Aさん、あいつと今一緒にいるんです!!!!」
『おい、待て。一から説明しろ』
僕はユンギヒョンへさっきの事を話した。
話し終えて全てを理解したユンギヒョンがこう言った。
“あいつの行動を見張ろう”
と。
僕はただ、Aさんに何も起こらなければと願っていた。
そして、この事はまだテヒョンには黙っておこうと。
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でも、それから1週間後、一番起こってほしくない事が起きた。
ユンギヒョンと僕は地元で一番賑やかな場所へ出て夜ご飯を食べていた。
「あーーーお腹いっぱい。もう何もいらないっす」
『何であんな食うんだよ....ヒョン金ねぇんだよ最近』
ご飯屋をでた僕たちはヒョンの運転で家へと向かっていた。
「え、だって成長期ですよ?ヒョンはもう退化する一方かも知れないけど僕は.....って、ヒョン?」
突然車を止めたヒョン。
やっべ、キレた? 絶対キレたわこれ。
「お、怒りました....?冗談ですよ?」
『おい....』
窓の外を見てそう言うシュガヒョンを不思議に思い僕も外を見る。
「可愛い子でもいまし........嘘だろ.....」
僕の目に映ったのはホテルへ無理矢理連れて行かれるAさんの姿だった。
『ホソク.....っあの野郎......』
小さな声で呟くヒョンの声には怒りが混じっていた。
「助けに行かないと.....」
僕たちは急いで車から降り、彼女が入って行ったホテルへと向かった。
『おい、テヒョンは何してんだ』
走りながら僕に聞くヒョン。
あ、テヒョナは...。
「今日は大事な日なんです、あいつにとって。だから僕たちでやりましょう。」
だよな、テヒョナ。
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こうりん - 更新頑張ってください! 待ってまーす (2018年2月12日 21時) (レス) id: a6076d68ce (このIDを非表示/違反報告)
まっさん - ちょっとwwホソクに狂気を感じましたwwこの話面白いです!いつも楽しみにしてます! (2017年10月1日 17時) (レス) id: 4d229e5918 (このIDを非表示/違反報告)
Hiroron(プロフ) - あー!!気になる!更新待ってます!! (2017年10月1日 11時) (レス) id: 1b13fc48f2 (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - ちょんうささん» お返事ありがとうございます!またまた続きが気になってワクワクしちゃってます( *^艸^)ほんとにおもしろいです!2章3章と長編でじっくり読みたいです!更新頑張ってくださいませ!応援しております! (2017年10月1日 10時) (レス) id: 1a1f2fe310 (このIDを非表示/違反報告)
ちょんうさ(プロフ) - alexandrite_bbcさん» コメントありがとうございます!これからも楽しんで読んでいただけると幸いです!!頑張ります(≧∇≦) (2017年10月1日 7時) (レス) id: d98842ba6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちょんうさ | 作成日時:2017年8月22日 12時