23. TH ページ23
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「久しぶり」
ジミンとあいつらの居場所を探してから約2週間が経った日、俺は公園にいた。
『なんだ、あんたか』
俺を見て気怠そうにそう言ったこいつがジョングク。
「よくこの街に来れたな」
『ずっと同じところにいるのも飽きるんすよ、良い女も見つけたし』
俺を見てニヤッと笑うこいつ。
『今回は随分と良い女と遊んでるんですね』
「っ、てめぇ！！」
咄嗟にジョングクの胸元を掴む。
『あ、もしかして本気？女好きで有名なあんたが？』
「っ、彼女になんか言ったのか」
『まぁあんたの過去を軽く教えてあげたかな。あれはかなり驚いてたね、えっと、Aさん？ㅋㅋㅋㅋㅋ』
「ふっざけんな.....！」
右手で思いっきりジョングクの顔を殴る。
『っ、ゲホッ.......なに、ヤル気？』
「あぁ、お前見てると無性に腹が立つんだよ」
久しぶりに人を殴った。
右の拳がジンジンと痛む。
『好きな女取られた妬みか？』
「彼女には近寄らせない」
『残念なことにあの女、あんたの事大っ嫌いだってさ』
切れた唇から出てる血を拭いながらヘラヘラと言う。
こいつ、こんな性格じゃなかった。
確かに昔から全く仲は良くなかったし喧嘩ばっかだったけど、絶対にこんなことは言わなかった。
でも今じゃ俺を見る目が違う。
まるで俺に恨みでもあるかのように恐ろしい目をしてる。
「お前、誰だ？」
『は？』
そうだ、思い出した。
こいつ生まれてすぐに親に捨てられて孤児院で育ったんだ。
まともに愛ってのを与えられずに生きてきたんだ。
「なんか、可哀想だなお前」
『なに、同情してくれてんの？』
「誰がするかよ」
『今まで遊びでしか女と関係を作れなかったあんたがあの女と上手くいくわけがない』
「お前だってそうだろ。親に捨てられて孤児院で育ってフラフラして悪さばっかしてるお前よりはマシ........」
その瞬間思いっきりジョングクが俺を殴った。
「っ、てめぇ.......」
どれくらい経ったか分からない。
目が覚めると俺は公園のベンチで横になってた。
あたりを見てもあいつの姿はない。
「いってぇ....くっそ....」
全身が激しい痛みに襲われてる中、俺は家へと戻った。
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こうりん - 更新頑張ってください！ 待ってまーす (2018年2月12日 21時) (
レス) id: a6076d68ce (このIDを非表示/違反報告)
まっさん - ちょっとwwホソクに狂気を感じましたwwこの話面白いです！いつも楽しみにしてます！ (2017年10月1日 17時) (レス) id: 4d229e5918 (このIDを非表示/違反報告)
Hiroron(プロフ) - あー!!気になる！更新待ってます!! (2017年10月1日 11時) (レス) id: 1b13fc48f2 (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - ちょんうささん» お返事ありがとうございます！またまた続きが気になってワクワクしちゃってます( *^艸^)ほんとにおもしろいです！2章3章と長編でじっくり読みたいです！更新頑張ってくださいませ！応援しております！ (2017年10月1日 10時) (レス) id: 1a1f2fe310 (このIDを非表示/違反報告)
ちょんうさ(プロフ) - alexandrite_bbcさん» コメントありがとうございます！これからも楽しんで読んでいただけると幸いです！！頑張ります（≧∇≦） (2017年10月1日 7時) (レス) id: d98842ba6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちょんうさ | 作成日時：2017年8月22日 12時
