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「ここの角を曲がって....あ、これかな」
オレンジくんに渡された金髪の家の住所が書いてある紙を見ながら歩いていると、それらしき建物が見えた。
「ここの201号室.....」
お世辞にも新しいとは言えないアパート。
でも汚くはないしこじんまりしててなんか可愛い感じ。
こんなところにあの金髪が住んでるんだ。
雪が積もった階段をのぼっていく。
「ここだ。」
201と書かれた下に“キム”とだけ書かれたプレートをみて確信する。
♪ピンポーン
「....あの、きんぱ....キムテヒョンさんはいらっしゃいますか?」
暫く待っても物音1つ聞こえない。
やっぱりいないじゃんか。
「はぁ.....何してんだわたし」
それでも、せっかく来たんだしもう一回だけ。
コンコンコンッ
ドアをノックしても返事はなし。
ドアノブに手をかけて右に緩く回してみる。
ガチャッ
「えっ、うそ。あいてる.....」
まさか開いてるなんて思ってもみなかったからどうすればいいか戸惑う。
....ええい!もういいや、入っちゃえ。
「お、お邪魔します......」
電気も付いてないその家は少しだけ怖かった。
靴を脱ぎ携帯電話の光で足元を照らす。
しかし、見事に何もないなこの家。
「あ、あの、誰かいますか.....?」
さすがにこれは不法侵入になるんじゃないかと思い足を止める。
『んっ......』
すると、奥から誰かの声が聞こえてきた。
わたしはその声のする方へ足を向ける。
「きゃっ!!」
誰かが床の上で倒れ込んでいる。
え、まって.....死んでないよね、こういうのよくあるじゃん、映画とかドラマとかで.......
携帯の光でその人の顔を照らす。
「っ、え.......うそ.......でしょ...?」
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こうりん - 更新頑張ってください! 待ってまーす (2018年2月12日 21時) (レス) id: a6076d68ce (このIDを非表示/違反報告)
まっさん - ちょっとwwホソクに狂気を感じましたwwこの話面白いです!いつも楽しみにしてます! (2017年10月1日 17時) (レス) id: 4d229e5918 (このIDを非表示/違反報告)
Hiroron(プロフ) - あー!!気になる!更新待ってます!! (2017年10月1日 11時) (レス) id: 1b13fc48f2 (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - ちょんうささん» お返事ありがとうございます!またまた続きが気になってワクワクしちゃってます( *^艸^)ほんとにおもしろいです!2章3章と長編でじっくり読みたいです!更新頑張ってくださいませ!応援しております! (2017年10月1日 10時) (レス) id: 1a1f2fe310 (このIDを非表示/違反報告)
ちょんうさ(プロフ) - alexandrite_bbcさん» コメントありがとうございます!これからも楽しんで読んでいただけると幸いです!!頑張ります(≧∇≦) (2017年10月1日 7時) (レス) id: d98842ba6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちょんうさ | 作成日時:2017年8月22日 12時