14. ページ14
.
あの金髪に最後に会ったのがもう3週間も前。
バイトも辞めたし、連絡先も知らないしもう会うことだってないでしょ。
清々した。
『ねぇ〜A〜〜戻って来てよ〜〜』
とか、
『Aが居ないとバイトまじで地獄だから』
ってサラは言ってくるけどあいつに会う確率が高いあそこには戻りたくなかった。
一昨日から冬休みになり、バイトもない私はただひたすら家でゴロゴロしてた。
「あ〜この冬休みにいくら稼げてたかな〜〜」
バイト人間の私にとっては結構地獄な冬休み。
でも、新しくバイト始める気にもならないし。
「全部金髪が悪いんだからね！！」
と、天井に向かって叫ぶ。
あぁ、なんでこんなに金髪が頭から離れないんだろうか。
女好きでチャラチャラしてて、私が特に嫌いな人種なのに。
『ヌナ』
って私を呼ぶ金髪を頭の中で思い出す。
「ヌナ...かぁ」
いやいや、騙されるんじゃない、相手はヤンキー。
いくら年下で少しカッコいいからって。
♪ピンポーン
家のベルが鳴った。
え、誰だろうこんな夜遅くに。
サラかな、
部屋着だけどまぁいいか。
「はーい」
ガチャッ
『こんばんは...』
「は、、、？」
バタンッ
開けたドアを再び閉める。
え、まって、え？
なんで金髪がいるの？怖いコワイこわい、、、
ストーカー？
それとも幻想？
コンコンッ
「ぎゃっ、、、！！」
金髪がドアをノックした。
『....Aさん、俺です。キムテヒョンです』
やっぱり、本当にあいつだ。
髪の毛ボッサボサでこんな格好なところ見られた....なんたる屈辱......
「な、何しに来たの。ストーカー？警察呼ぶよ」
少し大きな声で、ドアの向こう側にいる金髪に言う。
『ドア...開けてもらえませんか？』
「なんで」
『....お願いします』
聞こえるか聞こえないかくらいの声で金髪がそう言った。
え、なに。
あの子に捨てられた？
だからそんな弱々しい声してるの？
ガチャッ
「なに？」
『....』
え、無言？
無言ってなに！？
いい度胸してるじゃん。
てか、ドア開けてると寒いんだよね！！！
「用がないなら帰ってよ。じゃあね」
そう言ってドアを閉めようとした。
『っ、待ってください...！』
バンッと、ドアを金髪が掴んだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1301人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
こうりん - 更新頑張ってください！ 待ってまーす (2018年2月12日 21時) (
レス) id: a6076d68ce (このIDを非表示/違反報告)
まっさん - ちょっとwwホソクに狂気を感じましたwwこの話面白いです！いつも楽しみにしてます！ (2017年10月1日 17時) (レス) id: 4d229e5918 (このIDを非表示/違反報告)
Hiroron(プロフ) - あー!!気になる！更新待ってます!! (2017年10月1日 11時) (レス) id: 1b13fc48f2 (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - ちょんうささん» お返事ありがとうございます！またまた続きが気になってワクワクしちゃってます( *^艸^)ほんとにおもしろいです！2章3章と長編でじっくり読みたいです！更新頑張ってくださいませ！応援しております！ (2017年10月1日 10時) (レス) id: 1a1f2fe310 (このIDを非表示/違反報告)
ちょんうさ(プロフ) - alexandrite_bbcさん» コメントありがとうございます！これからも楽しんで読んでいただけると幸いです！！頑張ります（≧∇≦） (2017年10月1日 7時) (レス) id: d98842ba6c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちょんうさ | 作成日時：2017年8月22日 12時
