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『お疲れ様です。あ、また品出ししてる。』
「でた。」
『でたってなんすか。ㅋㅋㅋ』
なんでだろう、少し会わないだけでどんどん金髪が大人っぽくなってる気がする。
「あんた暇なの?よく来るね〜〜」
『うん、だってヌナがいるから』
「っ、だから、ヌナって言わないでってば」
『...ヌナ』
「いい加減にしてよ...!」
『.....ねぇ、』
「ちょっ、離して!」
金髪に左腕を掴まれる。
振り払おうとしても結構強い力で掴まれてるからなかなか振り払えない。
『どうしたら俺のこと信用してくれます?』
「....きっとあんたのことは一生信じられないから。」
一瞬、金髪が切なそうな顔をした。
「そ、そんな顔しても無駄だから」
『ねぇ、俺たちって友達?』
「....は?」
『俺、ヌ[あー!いた!テヒョナー!]
どこかで聞き覚えのある甲高い声。
『っ、ユリヌナ....』
[家行ったけどぉ〜居なかったからぁ〜〜ジミンに聞いたんだ〜、テヒョナどこにいるか知ってる?って!そしたら多分ここにいるって!]
この喋り方といいこの香水の香り、それにこの顔.....
映画館で私とぶつかった子だ。
じゃあ、あのとき横にいたのってやっぱり金髪だったんだ......
この子が沢山いる彼女の1人?
『っ、Aさん.....』
さっきまであんだけ私のことヌナヌナ言ってたのにこういう時になると変えるんだ。
ほんっとずるい。
「ほら、彼女さん迎えに来たよ。帰りな」
『っ、いや、ちが[テヒョナァ〜〜行こ?ヌナお腹すいた!]
『....はい、』
そうして金髪はあのフワフワ美女に連れてかれた。
一瞬でもいいな、って思った自分を殺してやりたい。
口を四角くくして笑うあいつも、優しいあいつも私だけに向けられてるのかと思ってた。
自惚れってやつ。
「ばっかじゃないの私.....」
どうせあの金髪も普通の不良と同じで女のコ大好きで遊びまくってるんだから。
もう信じない、あの金髪と関わらない。
「っ、店長!!!私このバイト辞めます!!」
『っは!?ちょちょちょ落ち着いて!!なんで急に!』
「あの金髪野郎にもう会いたくないので!!!」
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こうりん - 更新頑張ってください! 待ってまーす (2018年2月12日 21時) (レス) id: a6076d68ce (このIDを非表示/違反報告)
まっさん - ちょっとwwホソクに狂気を感じましたwwこの話面白いです!いつも楽しみにしてます! (2017年10月1日 17時) (レス) id: 4d229e5918 (このIDを非表示/違反報告)
Hiroron(プロフ) - あー!!気になる!更新待ってます!! (2017年10月1日 11時) (レス) id: 1b13fc48f2 (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - ちょんうささん» お返事ありがとうございます!またまた続きが気になってワクワクしちゃってます( *^艸^)ほんとにおもしろいです!2章3章と長編でじっくり読みたいです!更新頑張ってくださいませ!応援しております! (2017年10月1日 10時) (レス) id: 1a1f2fe310 (このIDを非表示/違反報告)
ちょんうさ(プロフ) - alexandrite_bbcさん» コメントありがとうございます!これからも楽しんで読んでいただけると幸いです!!頑張ります(≧∇≦) (2017年10月1日 7時) (レス) id: d98842ba6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちょんうさ | 作成日時:2017年8月22日 12時