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7月7日、いよいよ僕たちの作戦の決行日になった。
夕方18時すぎ、僕はいつものホテルで待っていた。
ジミン〇〇〇号室で待ってる、また後で会おうね。
とだけ送った。
今、Aは何をしてるんだろうか。
気づけば時計の針は20:30を指していた。
待っても待ってもAから返信がこない。
もしかして、失敗した.....?
急激に恐怖がこみ上げてきた。
その時だった。
Prrrrr.....
部屋にフロントから電話がかかってきた。
「はい、もしもし。」
『そちら、〇〇〇号室のパク様のお部屋でしょうか?』
「そうですけど...」
なんだか嫌な予感がした。
『フロントの方に郵便物が届いておりますが、お部屋までお持ち致しましょうか?』
郵便物...? 頼んだ覚えないけど。
「あ、はい。お願いしても良いですか?」
『かしこまりました。只今お届けいたします。』
「はい。」
そして、その電話から数分して部屋のベルが鳴った。
ピンポーン♪
「は〜い」
『こちら、パク様宛の郵便物になります。』
そう言って渡されたのは、一枚の手紙だった。
「手紙.....?ありがとうございます」
お礼を言ってベットの上に座った。
少し厚みのあるこの手紙。
右上に(7月7日 必着) と判子が押されてあった。
裏を見ると、
【パクジミン様】
とだけ書かれてあった。
どこかで見たことのあるこの文字。
「まさか.....」
そう、Aの字だった。
僕は急いでAに電話をかけた。
Prrrrr........ prrrrrrr.......
「出て、、、お願いっ、、、」
prrr....「っ、もし『お掛けになった電話番号は只今使われておりません。』
使われてないって、どういう事だよ。
昨日までは繋がったのに。
冷や汗がツーっと流れた。
「Aっ.....」
僕はその手紙を握り締めたまま、Aの家へと向かった。
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作者名:ちょんうさ | 作成日時:2017年8月19日 14時