生まれ変わっても、僕は君と。 -JM- (ページ5)

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いつものホテルで会った僕たちは、部屋へ入るなりすぐにお互いの身体を求め合った。

Aが結婚してから一体、何回こんな事をしてきたかな。

行為が終り、横で眠っている愛しい人の姿。

スースーと寝息を立てながら眠るAの頬にキスをする。

『んっ....』

「あ、ごめん。起こしちゃった？」

『ジミナァ...』

まだ寝ぼけているのか掠れた声で僕の名前を呼ぶ。

「もう少しで堂々と一緒に街を歩けるようになるからね。」

『んぅ、』

Aがゆっくりと体を起こす。

「はい、これ。」

ホビヒョンから貰った薬をAへと渡す。

『これが.....そう？』

「そう。A、今から僕が言う事よく聞いて？」

『うん...』

「この薬は、一滴で人が数分で死ぬんだ。だからAは、あいつに出す料理の中にこれを一滴入れればいい。」

『数分で.....』

「そう、たったそれだけ。....できる？」

『うん、分かった』

「いつにする？」

『......来週の7月7日、七夕の日がいい。』

「分かった。じゃあその日決行ね？」

僕はまだ、この “7月7日” というAが選んだ日に隠された意味に気付いていなかった。

だって、あまりにも美しくAが笑ったから。

これで正しいんだ、とずっと思っていた。

やっと2人で幸せになれる。