生まれ変わっても、僕は君と。 -JM- (ページ3)

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「あ、もしもしひょん？僕だけど」

『お～ジミナ。どうした？』

「ホビヒョン、ちょっと聞きたいことあるんだけど今大丈夫？」

『おう、なんだよ改まって』

「簡単に人を死なせる薬って、手に入る？」

『.....は？どういう事だ？』

ホビヒョンは長年ずっと癌に効く薬を研究して来てる。

だから、薬の事は誰よりもよく知っているんだ。

「んと、まあ色々あって...今度詳しく話すけど。で、どう？」

『......微量ですぐあの世行きのあるぞ』

「それ、貰える？」

『お前何考えてんだよ』

「守らないといけない人がいるんだ。ヒョン、頼む。」

『.....分かった。明日、午後10時にいつものとこでな。』

「うん、ありがとう。じゃあ、またね。」

通話を終え、携帯をベットへ放り投げた。

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翌日の夜9時50分、僕は待ち合わせの場所にきた。

ホビヒョンといつもよく呑みに来る、雰囲気のいいバー。

照明も暗くてすごく落ち着くんだ。

カランッ♪

高い音を立てながらドアのベルが鳴る。

「ヒョン、」

『おぉ、ジミナ。早いな』

マスターに“ いつもの” と言って僕の横に座った。

「....それで、例のモノは？」

『これだよ』

ホビヒョンがポケットから小さな瓶に入った薬を取り出した。

自分で頼んだモノなのに、いざ実物を見ると怖くなる。

『スポイトですくって、一滴なんかに混ぜれば数分で死ぬよ。』

声のトーンを変えずに淡々と話すホビヒョン。

『なぁ、何があったんだよ。ヒョンに教えてくれないか？』

「実は......」

こんな事になった経緯を全てホビヒョンへ打ち明けた。