イ ン ス タ グク ラ ム 2

53. 人生初のラブレター ページ4

*




ナユ「わー‼すごいすごいすごいよっ！両想いだねやっと結ばれたんだねおめでとう♡」

サナ「テストは...まぁA天然だけどムカつくほど頭良いから大丈夫でしょ...とりあえずおめでと」

私「...もう死にそう眠い辛い帰りたい」

ナユ「生きて♡ねえねえねえグク君の手紙なんてかいてあったの？？♡」

サナ「あ、それ私も気になる」



...ん？あ。

私「読むの忘れてた☆」

サナ・ナユ「」





一方その頃_____

グク(返事どころか既読スルーされてる...)




*



無事テストも終わって(色んな意味で)昨日の事を話した後、今は3人でお昼を食べてます


サナ「...Aって」

ナユ「史上最強に」

サナ「残念よね」


私「ああもう！2人してそんな目で見ないでよ今から読むから！食べ終わったから！泣」


溜め息をついている2人を横目に、昨日で止まったままのトークを開く



“Aへ”

今日はAに伝えたい事があって書きました。読みにくかったらごめん

えっと、毎日毎日「疲れた」ばっかり言ってる俺に元気をくれて体調を気遣ってくれたり、優しい言葉をかけてくれたりしてありがとう。
人見知りだったはずの俺にとってAとの毎日のやり取りは、いつの間にかなくてはならないものになっていました。

国も言葉も違うけど、Aと話していると不思議と元気が出るし頑張ろうって思えます。仕事がきつくて疲れていても、トークを開けば必ずAからメッセージが来ていて、めっちゃ励まされたしネットの相手なのに俺の事をこんなに気遣ってくれるんだ、って思うとすごく嬉しかったです。

真っ直ぐでいつも元気で趣味が合って、こんなにずっと話していたいって思ったのはAが初めてで、理由はわからないけどいつからか惹かれていました。勝手だと思うし引くかもしれないけど、俺は本当にAの事が好きです。

俺の毎日を支えてくれて、くだらない話も楽しそうに聞いてくれて、俺と話すためにわざわざ韓国語を勉強してくれて、ありがとう。本当に素敵な人だなって改めて思います。

正直ネットで話してるだけの人を好きになるなんて思ってませんでした。だけど好きになっちゃったし、こんな事言われても困ると思うから今まで通りで平気です。これからも、友達として仲良くしてくれたら嬉しいです。

グク




...うわぁ

私「どうしようこんな事言われたの初めて...」



グク君の手紙を読み終わった後、しばらくは
何も考えられなかった






*

54. 上を見上げて気付くコト→←52. タイミングの悪さNo.1

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す