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32. 出来ることは何だろう ページ32

サナside




ナユ「あーあ、全部言っちゃった」





サナ「...じゃあAにグク君紹介して欲しいなんて言ったのも何か計画があったの?」





ナユ「? 決まってるじゃない」

ナユ「私は彼氏も親友も失った、今度はあの子が大切な人を失う番よ」

ナユ「私だってあの子と仲良くなりたくてインスタをずっと見てたからわかる。グク君て人はAだけをフォローしてて、Aだって男の人なんか絶対フォロー返さないのにグク君には返してた、特別な関係じゃなきゃしないでしょ、そんなの」


ナユ「だからグク君に嘘ついたの。サナも先輩も取り返せないけど、あの子の大事なものを奪うことならできるかなって」




ナユ「かわいそうよね、私。こんなに辛い被害を受けて、仲良くなりたかった人にこんな苦しみを味わされて。人生も人格もこんな簡単に変わっちゃうんだから」


そう言ってナユは寂しそうに笑った




...


何よ...それっ、

だからって....

そんなやり方に納得するわけないじゃない





サナ「...っあんたが被害者ならAだって被害者じゃない...どっちも何もしてないのに...あんただけ悪役になってまで何がしたいの」


サナ「グク君に何言ったのよ...、Aを傷つける事したらいくらあんたでも本当に許さない」





サナ「けど...1つ言わせて。ナユにそんな風に寂しく思わせてたのは謝るし、今日だって久々に出掛けれて嬉しい、って思ってるのは本心なのよ。」



ナユ「....っ」



ナユの目は今にも涙が溢れそうだった



ナユ「...そうやってっ、結局はAの所に行くくせに優しくしないでっ‼」

ナユ「知ってるわよ、私が間違ってる事も、こんな事しても意味なんかないって事も、だけどっ、だけど、じゃあどうしたらいいの...っ」




「この怒りを誰にぶつければいいのよ..っ」




_______






私はサナの頭を撫でて、周りに顔が見えないよう優しく抱きしめた。


この子が人気者なのに実は不器用な事を、私はすっかり忘れていた







....だけど、ごめんね




私達の仲に溝が出来たのは喧嘩が理由じゃなくて

私があの子を、Aを1番大切にしたいって

そう思ってしまったからなの






許してね、ナユ


Aは誰の事も疑わないし絶対に人を悪く言ったりしない


あなたよりも不器用で、だけどものすごく純粋で傷つきやすくて頑張り屋で、そんなAを守ってあげたいって



私が守ろうって、そう決めたから




*

33. 一方その頃主人公→←31. 貴方のせいではないけれど



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設定タグ:bts , 防弾少年団 , ジョングク   
作品ジャンル:恋愛
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あいり. - 更新たのしみです! (2017年9月9日 16時) (レス) id: 00f6a42128 (このIDを非表示/違反報告)
kan(プロフ) - Another story でぜひ書いてください! (2017年9月3日 4時) (レス) id: c803e1e950 (このIDを非表示/違反報告)
どぅぶ - この甘酸っぱい感じたまらん。更新楽しみにしてます!! (2017年9月3日 1時) (レス) id: 1b67b0d428 (このIDを非表示/違反報告)
Harukasanamina(プロフ) - この小説一番楽しみにしてます.! (2017年9月2日 19時) (レス) id: 83cc79c588 (このIDを非表示/違反報告)
p32iftbk4p5qvxs(プロフ) - グクの誕生日に更新してくださるとか最高すぎます!すっごくキュンキュンします! (2017年9月1日 22時) (レス) id: 5505b316ef (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユニ | 作成日時:2017年8月7日 14時

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