グクはできる子 ページ32
「…え?」
涙でぐしょぐしょの顔を上げ、グクくんの方を見る
グク「僕、ヌナにはお世話になりましたからね…そのお詫びだとでも思ってください」
そう言い、グクくんは上着の袖に隠し持っていたスマホのビデオを止めた
ユンギ「おい…グクまさか」
グク「はい。部屋を出たとこからきっちり全部撮らせてもらいましたよ」
そう言い、ビデオの再生ボタンを押した
グク「これをパンPDに見せて、とりあいずアドバイスをもらいましょう。それでヌナとジミンヒョンをなんとしても守るんです。事務所が閉まるまではあと2時間…急ぎましょう!」
ほら!と言い、ジミンの腕を掴んで走るグク君
その後をジンさんとテテが追い、ナムさんが誰かに電話をかける
「はぁ…はぁ…」
ホプさんとユンギさんが私に駆け寄り、言った
ホプ「あぁ可哀想に…ぶたれたところ真っ赤だよ。鼻血も出てる…氷買いにコンビニ行こう」
ユンギ 「立てるか?」
「はぁ…はぁ…グスッ、はい」
私はユンギさんに肩を預けてゆっくり歩き、ホプさんが走ってコンビニに向かう
ユンギ 「押された時、捻挫しなかったか?」
「はい…大丈夫です…」
ユンギ「……色々あったって、あのことだったんだな。…悪かったよ、聞き出そうとして」
「あ…いえ…気にしないでください」
ユンギ「とりあいずここのベンチに座って、うわ鼻血がすごいな…タオルもテッシュも無いし」
そう言うとユンギさんはシャツを脱ぎ、それを手に持って私の鼻をつまんだ
ユンギ 「学ランのボタン緩めて楽にしろ」
言われた通りにボタンを外し、ランニングになる
ユンギ 「馬鹿っ!そんな全部開けて脱がなくていいんだよっ/////」
そっぽを向いて言うユンギさんを見て、自然と笑ってしまった
ユンギ 「わ…笑ってんじゃねぇよっ////」
「へへへっ」
ユンギ 「…よかったよ…笑顔になって」
そう言ってユンギさんは静かに笑った
ホプ「ごめんお待たせ〜って、えっヒョンなんでタンクトップ何ですか!?こんなクソ寒いのに…」
ユンギ 「そんな目で見るな俺だって寒いわ。でもこいつの鼻血が凄くて…ほらテッシュくれ」
・パンPD作業部屋
パン「なるほどな…」
グク「なんとかして下さい。僕あの人に助けてもらったんです」
パン「だがこれは家庭の問題だ。事務所が何とかできる話じゃ無い。だから…」
そう言い、書類を机の上に出した
パン「事務所の名前で裁判にかけるんだ。グクの時みたいに」
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maco(プロフ) - ちーさん» 返信遅くなってスミマセンm(_ _)mありがとうございます!凄く嬉しいです(^^)他の作品もよかったら読んでくださいね(o^^o) (2019年4月5日 1時) (レス) id: 21e849cce4 (このIDを非表示/違反報告)
ちー - 最初から最後まで、読ませていただきました。途中、感動して涙が出てきたり、一人で笑ったりしてしまいました。(笑) ものすごーーーーーーくいい話だったので、他のお話をもっと読みたいです♪読んでよかったです!!! (2019年4月4日 23時) (レス) id: fa0236cd27 (このIDを非表示/違反報告)
マネキン - りょくさん» ご感想ありがとうございます(^^)お話の説明欄にURL貼っておきました。是非読んでください(^^) (2018年8月20日 9時) (レス) id: e3bd181782 (このIDを非表示/違反報告)
りょく - こちらは続編か何かでしょうか??もしよければ1のURLを張っていただけると助かります! (2018年8月19日 9時) (レス) id: 7b3e66c843 (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグは作品を作る際最初にフラグのチェックが入っている仕様です。なので更新前にチェックを外す事を忘れずにして下さい (2018年8月12日 16時) (レス) id: 484c9d624e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:マネキン | 作成日時:2018年8月12日 1時