あのね、ジミンちゃん… 3

グクのお尻 ページ21

確かにダンスは好き

運動はできないけど、ダンスだけはできる

できるけども！！

「はい」と渡されたのは練習着

トイレと称して着替えに行くが…

「なんでっ…」

多目的トイレが使用禁止に…

「やばいよもう〜っ！！」

この格好で女子トイレは入れない。

仕方なく、男子トイレの個室に入って着替えた

と、誰かが入ってくる音

うわ〜嫌だな〜っ…確か男の子って、大便済ましたら馬鹿にされるんだよね…う◯◯マンとか言われて…

着替えに個室に入ったけど、ハタから見たらそう言うことになるよな〜っうわ〜っ…

「わ、思ったよりブカブカだ…」

上の服はまだしも、ズボンの腰がブカブカで踊ると脱げそうだった

「しかもパンツ…何でこれ履いて来たんだろ…」

謎に今日は、あの色気のある下着…

ホプさん待たしてるし…どうしよう…

入って来た人が出るのを待とうかと思ったが、モタモタするのも嫌なので思い切って個室を出る

ガチャ

「ん？っぎゃああああああっ！！」

グク「え？ぉわああああああっ！？」

しかし個室を出た途端目に入ったのは

…グク君のハンケツ…

「ごめんごめんごめんごめんごめん！！」

なんで個室の前の壁に立ってする用のやつ設置してんのよバカ！！

さっき入って来た人は、グクくんだった

「ごめんねごめんね！！多目的トイレが使用禁止になってて、この格好じゃ女子トイレ入れなくてっ」

後ろを向いたまま、洗面台へと向かう

グク「いえいえっ！あ、そうだったんですか…すみません僕もおっきい声出しちゃって」

「ごめんねホント！…あ、そうだグクくん、一個聞いていい？」

そのままでようとして、足を止めた

グク「はい？なんですか？」

ジャーー…ゴボゴボッ

グク「あ」

制服のベルトをカチャカチャさせながら洗面台へと来たグクくんは、私の服装を見て言った

グク「あれ？…その服ホビヒョンのですよね？」

「そうなの。男の格好で来ちゃったから男の子だと思われて、ホプさんにダンス一緒にしようって言われてね…でも私、あんな凄いダンスとてもできないし。何かコツない？」

手を洗いながら、「コツですか…」と言うグクくん

グク「そうですね。コツとかの前に、とりあいずは楽しむことですよね。」

「楽しむ…？」

グク「はい。当然うまく踊ろうとして急にできる訳じゃないです。なので楽しんでください。笑顔で踊ったら周りも楽しくなります。それにボビヒョンなら優しく教えてくれますよ。あの人のダンスは凄いですから」

グクの制服→←僕はクラスメート

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