お前に言ってるんだよ！ 2 (ページ5)

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〈ミンツキside 〉

今日は手がしびれていた。

しかも一日中。

もう、私の悪い勘ですぐわかる。

明日には右手も動かなくなるだろうと。

手も足も使えなくなる。

だったら私はどう生活すればいい？

全てを人に頼る生活が始まる。

私はすぐ耐えられなくなる気がする。

全てを人に見られるということだから。

プライベートがなくなるということだから。

でも次の日、私の勘に反して右手に異常は起きなかった。

そのかわり、肺の機能が低下した。

私は家で倒れた。

起きると鼻を刺激するツンとする消毒液の匂いに白い天井。

ここは病院かな。

すぐ気づいた。

匂いとともにもう一つ。

体の異変にも気づいた。

それは、私にたくさんの管が機械とつながっていたこと。

酸素マスクをしていること。

それは、院長の話を聞かなくても今の自分の症状の酷さを知るのには、充分なくらいだった。

それから少しして、大勢の看護師とともに、院長がきた。

院長) パクさん、目がお覚めになりましたか。

よかったです。

パクさんは少し前まで非常に危険な状態でした。

ミンツキ) あの、私のオッパはどこに？

院長) お兄さんなら少し前に帰られました。

着替えを取りに行くといらしゃっていたので少しすると戻ってくると思います。

それで、パクさんの病状なのですが・・・・・

学校に行くのは控えた方がいいと思います。

はっきりというのなら、パクさんはもう今つけていらっしゃる酸素マスクを着用していないと

呼吸すらできません。

今回、倒れられて呼吸器官がおおいに低下していることがわかりました。

病院での入院でなければ自宅療養になります。

ミンツキ) わかりました。

オッパと相談して決めます。

もう少し時間をもらってもいいですか。

院長) はい。

よく考えて、答えを出してください。

それでは失礼します。

院長はそういうと私の病室を出て行った。

もう、大好きな学校にも行けないの？

大好きな友達にも会えないの？

私は悲しみに明け暮れることしかできなかった。

私の何もかもを神様は奪うんだ。