5 ページ7
鏡所で生誕の儀式を終えた私はとにかく暇だった。
やっぱり18になったからって起こるはずの覚醒も起こらないし朱雀だって現れない。
着物に着替えた後は寝転んだり寝転んだり寝転んだりとにかく寝転んだりしかせず屍のようだった。
『甘いもの食べたい…。』
今日は私の18の誕生日だということで屋敷は大忙しで3時のお菓子も出そうにない。
とにかく甘いものが食べたい。例えば艶々なみたらしがかかったみたらし団子！！！！駄目だ、みたらし団子のこと考えるとみたらし団子しか頭に浮かばなくなってきた。
みたらし。
みたらし。
みたらし。
屋敷抜け出そ
と思ったものの、屋敷の外に出たこともない私は抜け道も知らないし計画もクソもない。けど………
みたらし団子が食べたいのおおおおおお！！！
なんとかなるでしょ、今まで屋敷の中で大人しーく暮らしてた私がいきなり抜け出そうなんて企んでるなんか誰も思ってるはずはない。強行突破でも何でもいいからとにかくみたらし団子だ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 40人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
焉(プロフ) - うわぁぁぁ！凄い面白いです！ (2018年10月7日 13時) (
レス) id: 2fa9032b19 (このIDを非表示/違反報告)
高杉紗夜香(プロフ) - とても面白いです！更新頑張ってください！！ (2018年1月14日 19時) (レス) id: 47ea433c10 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：スズちゃ | 作成日時：2018年1月9日 4時
