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妙に慣れている殺し合い
見えるか見えないか、凡人には見えない速さで刀を振り下ろしては斬る。
真剣での斬り合いなんて慣れているはずがない私はなぜこんなに心地良く、落ち着いているのだろうか?
浪「おいっ!どういうことだい!」
浪「女のくせに……!」
『見くびったね?もう終わりだよ。もう貴方たちでおしまいです。』
浪「ゆっ許してくれ!!!!」
『どうしてですか?』
浪「なんでもすらあ!!頼む!!」
『いやですよ。』
浪「自首もする、巣だって教える!頼む!」
『いらない。私が欲しいのは……
血、だから。』
ザシュッ。
言葉の終わりと同時に斬る。え、かっこいい。
ほら、最後までここに立ってるのはやっぱり私。
辺り一面は血潮の飛んだ真っ赤な景色に包まれた、まるで地獄、とでも言おうか
桜の花びらが真っ赤に染まっている。
血の海を作り上げたのは私、だから、
私は、血に濡れた朱雀、
『ふふ。』
__________知ってるんだよ。
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焉(プロフ) - うわぁぁぁ!凄い面白いです! (2018年10月7日 13時) (レス) id: 2fa9032b19 (このIDを非表示/違反報告)
高杉紗夜香(プロフ) - とても面白いです!更新頑張ってください!! (2018年1月14日 19時) (レス) id: 47ea433c10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スズちゃ | 作成日時:2018年1月9日 4時