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わたしがぷりぷりしているのも無視して、いつのまにか買って来たつまみも食べ始めていて。それまだわたし食べてないのに！とジミンに負けじと口に放り込む。
「ん！確かに美味しい！」
初めて買ったけどなかなか好みの味だ。ジミンの言う通りにするみたいで癪だけど、これからのおつまみ候補に入れておこう。
「Aはなんでも美味いって食べてるけどね」
「美味しいものを選んで買ってるんで！」
「他のはそこまででしょ」
「だったら食べないで下さーい」
「俺はこれでいいわ」
「ちょっと全部食べる気？！」
「Aは他の物食べるんでしょ」
やいやい言いながらジミンとお酒を飲んでつまみを食べるのは案外楽しいもので、へとへとだったけれどやけぱっちで飲むお酒と違って気分が上がっているのが分かった。こんなに疲れているのも身体が怠いのも全部ジミンのせいなんだけどね。
でもこうやって下らないやりとりをしながらジミンと過ごすのは良く考えてみると初めてで。出会ってから一方的に言いくるめられたり、わたしが酔っぱらって愚痴ったりしているだけだった。
後はアルコールが入ってふわふわしてきたところに謀ったようにあの甘ったるい香りが漂ってきて、欲望のままジミンを求めていたら。そういうことを抜きにしてジミンとこうやって対面して飲んでるなんて不思議な感じ。
本当かどうか分からないけれど、ジミンはもうあの香りを漂わせないって言ったから。今はそれを信じて、楽しい方が良いんだからジミンと飲むのを楽しもうと思う。
「いや！でも、飲み過ぎだし食べ過ぎじゃない？」
「は？こんなんじゃ足りないぐらいんだからもっと持って来いよ」
「もう！！」
気付けば殆どの缶が空で。ジミンの理不尽な言葉に立ち上がったわたしはどすどすと足を踏み鳴らしながら冷蔵庫まで行く。
「は……ゴリラかよ」
「文句があるなら飲まないで！これはわたしが買ったの！」
「お前のものは俺のものだろ」
「ジャイアンか！」
「そういう契約だから」
「意味分かんない！！」
幸いにも冷蔵庫にはまだビールや酎ハイが入っていたらそれらを抱えて、机の上に落とすように置く。それを見てまたジミンは粗暴とちくちく突っついてくるけれど、全部無視してごくごくと飲んでいく。
「あー！美味しい！」
「上品の欠片もないな」
「ジミンに言われたくない！」
何も起きないのであればこうやってジミンと飲むのも悪くないかも。
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藍(プロフ) - マリさん» ときめきMAXありがとうございます！そんな純粋なお話じゃなくてえろを全面に押し出しているお話なのに…天使ジミンちゃん側も変化が見えてきたところで3章突入です。いつもありがとうございます！ゆっくりですがあと少しお付き合い下さいませ (2021年4月25日 13時) (
レス) id: 10b94e4ad6 (このIDを非表示/違反報告)
マリ(プロフ) - 天使様が焼きもちをやいたり独占欲を出してきたり、最高の展開を迎えてきて私のときめきもMAXです。更新いつもすごく楽しみにしてます！素敵なお話をありがとうございます。 (2021年4月22日 23時) (レス) id: dd24aa3b37 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - otouhu3さん» 毎回嬉しいお言葉ありがとうございます！とても励みになっております。いつも虐められてばかりですからね、偶には余裕がない姿も見てみたいものです。何度も交わってお互い知り尽くしてきてジミン天使様も満更でもないんでしょうね笑 (2021年4月17日 4時) (レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
otouhu3(プロフ) - いてもたってもいられずコメントしに来てしまいました。お風呂のシーンの天使様が普段より早く昇りつめるところにめちゃめちゃキュンとしました…！余裕がなくなってきてるのではTT今回も態度にも翻弄されています…。忙しいとは存じますが何卒ご自愛くださいませ…！ (2021年4月15日 19時) (レス) id: 3f801ffea3 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - マリさん» 天使様サイドも気になりますよね。そのうち明かされると思います。多分…わたしの心配までして頂きありがとうございます。マリ様もお忙しい中ありがとうございます。お互い身体には気を付けて、天使ジミン様で癒されましょう (2021年4月3日 23時) (レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍
| 作成日時：2021年3月27日 20時
