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「ん……」
「ああ、目が覚めたんだ？」
「じみん……？」
「Aって本当に体力ないし、直ぐに意識飛ばすよね」
浮遊感を感じてふと意識が浮上すれば、ジミンの顔がすぐ上にあって。どうやら抱えられているようだった。ぼーっとするわたしに気にせずジミンは歩いていて、どこに行くのだろうと思っていたら、むわっと熱気に包まれた。
「わっ……」
「頭すっきりした？」
「おふろ……」
連れてこられたのは浴室のようで。わたしもジミンも何も身に着けていない状態で、そのままジミンは気にせずにわたしを抱えたまま湯船に浸かったようだった。既に熱いぐらいに張られたお湯は、意識を戻したばかりのわたしの頭を覚醒させるのには十分だった。
目覚めたばかりで状況を理解していなかったけれど、今日……というか昨日の夜も当たり前のようにジミンに抱かれて、そのまま意識を飛ばしたみたいだった。
いくら平日は抑えてくれているといっても、ジミンから与えられる快楽は絶え間なくて気持ち良すぎて辛いぐらいだから、仕事終わりで疲れた身体はあっという間に限界を迎えた。
「酷いとお湯につかされても目覚まさないしね」
「え……いつもお風呂に入れてくれてたの？」
「Aが起きなければね。すぐに意識戻す時はしてない」
「そう、だったんだ……ありがとう」
「別に。お前からは十分すぎるぐらいのエネルギーをもらってるし」
まさかジミンがそんなことをしてくれているなんて思ってもいなくて、感激してしまう。お礼を言えばふいっと顔を背けてしまうけれど、それでも嬉しくてそっと横にあるジミンの逞しい胸板に頭を預けた。
「でも……本当にこれだけ毎日のように繰り返していれば相当なエネルギーが集まってるんじゃないの？天使ってそんなにたくさんのエネルギーを集めないといけないの？」
「普通はそんなことないよ。まあ……人間達の目安で言うと、月に1回羽が出現するまで貯められれば十分かな」
「え、ジミンなんてとっくにノルマクリアしてない？」
何回もジミンが漆黒の羽を生やしている姿を目にしているような気がするけれど。その度にその美しさに目を奪われて、ああジミンは天使だったんだって、なんだか寂しくなってしまうんだ。
「俺はちょっと特殊だから」
「天使にも特殊とかあるの？」
「いろいろ種類はあるいしね。俺に課された使命は大きいんだよ」
「ふーん……」
「お前には分からないだろうけどね」
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藍(プロフ) - マリさん» ときめきMAXありがとうございます！そんな純粋なお話じゃなくてえろを全面に押し出しているお話なのに…天使ジミンちゃん側も変化が見えてきたところで3章突入です。いつもありがとうございます！ゆっくりですがあと少しお付き合い下さいませ (2021年4月25日 13時) (
レス) id: 10b94e4ad6 (このIDを非表示/違反報告)
マリ(プロフ) - 天使様が焼きもちをやいたり独占欲を出してきたり、最高の展開を迎えてきて私のときめきもMAXです。更新いつもすごく楽しみにしてます！素敵なお話をありがとうございます。 (2021年4月22日 23時) (レス) id: dd24aa3b37 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - otouhu3さん» 毎回嬉しいお言葉ありがとうございます！とても励みになっております。いつも虐められてばかりですからね、偶には余裕がない姿も見てみたいものです。何度も交わってお互い知り尽くしてきてジミン天使様も満更でもないんでしょうね笑 (2021年4月17日 4時) (レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
otouhu3(プロフ) - いてもたってもいられずコメントしに来てしまいました。お風呂のシーンの天使様が普段より早く昇りつめるところにめちゃめちゃキュンとしました…！余裕がなくなってきてるのではTT今回も態度にも翻弄されています…。忙しいとは存じますが何卒ご自愛くださいませ…！ (2021年4月15日 19時) (レス) id: 3f801ffea3 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - マリさん» 天使様サイドも気になりますよね。そのうち明かされると思います。多分…わたしの心配までして頂きありがとうございます。マリ様もお忙しい中ありがとうございます。お互い身体には気を付けて、天使ジミン様で癒されましょう (2021年4月3日 23時) (レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍
| 作成日時：2021年3月27日 20時
