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わたしの生活の中にすっかりとジミンが入り込んでしまった。
「何これ、初めて見る」
「新発売って書いてあったから買って来たの。ジミンの分もあるよ」
机の上に乱雑に置かれた酒類の中から、目新しいワインのボトルを手に取ったジミンは、わたしの言葉にふーんと呟きながら、栓を抜いていた。そしてグラスに注ぐこともなくごくごくと飲み始めるから、初めて飲む味だしもっとゆっくりと味わえばいいのにと思った。
「んーいいんじゃない？」
「そ？じゃあわたしも飲もうかな」
もう1つある同じ種類のボトルを同じように栓を抜いて、グラスに注ぐ。綺麗なピンク色で、安いコンビニのワインだけど見た目はいい。香りもふんわりと漂ってきて悪くない。ジミンのように勢いよく飲むことなく、まずは一口含んでみれば見た目の可愛らしさと違いアルコールは強かった。でも味はいい。
「本当だ。当たりだね」
「今度からこれも追加ね」
「はいはい」
ジミンはごくごくとそのワインを飲んでいて、気付けばもうなくなりそうだった。美味しくなかったら嫌だから、このワインは2つしか買っていないのだ。そのままジミンは他のボトルに手を掛けていた。相変わらずペースが速いんだから。
ジミンがわたしのもとにやってきてから、もうすぐ2ヵ月が経とうとしていた。そしてすっかりとわたしはジミンに気を許していて、ジミンがいる生活に馴染んでいた。ジミンもジミンで相変わらず意地悪ではあるけれど、難癖つけてきたり酷いことをしてくることはなく普通に接してくれている。
そしてわたし達は殆ど毎日身体を重ねている。あの日、ジミンに「俺じゃないとだめなんでしょ」と言われてわたしが彼をまた求めてしまった日から、もうわたしは諦めてしまって。ジミンを求めてしまうのは事実だし疼く身体もおさまらないから、先の事なんて考えずに欲望に忠実になった。
その結果、こうやって仕事終わりは一緒にお酒を飲んで、そのままの流れてジミンに抱かれるということを繰り返していた。ただ仕事がある日はジミンが満足するまで抱かれたら、わたしの身体が持たないから必死にお願いしてほどほどにしてもらっている。
でもそれだとジミンは満足しないしエネルギーも十分に集まらない。だから休みの日はジミンの気が済むまで抱かれてしまうことになってしまった。そんな性 欲に忠実な堕落した生活を続けてしまっている自分が情けないと思うけれど、もう抜け出すことは出来なかった。
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藍(プロフ) - マリさん» ときめきMAXありがとうございます！そんな純粋なお話じゃなくてえろを全面に押し出しているお話なのに…天使ジミンちゃん側も変化が見えてきたところで3章突入です。いつもありがとうございます！ゆっくりですがあと少しお付き合い下さいませ (2021年4月25日 13時) (
レス) id: 10b94e4ad6 (このIDを非表示/違反報告)
マリ(プロフ) - 天使様が焼きもちをやいたり独占欲を出してきたり、最高の展開を迎えてきて私のときめきもMAXです。更新いつもすごく楽しみにしてます！素敵なお話をありがとうございます。 (2021年4月22日 23時) (レス) id: dd24aa3b37 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - otouhu3さん» 毎回嬉しいお言葉ありがとうございます！とても励みになっております。いつも虐められてばかりですからね、偶には余裕がない姿も見てみたいものです。何度も交わってお互い知り尽くしてきてジミン天使様も満更でもないんでしょうね笑 (2021年4月17日 4時) (レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
otouhu3(プロフ) - いてもたってもいられずコメントしに来てしまいました。お風呂のシーンの天使様が普段より早く昇りつめるところにめちゃめちゃキュンとしました…！余裕がなくなってきてるのではTT今回も態度にも翻弄されています…。忙しいとは存じますが何卒ご自愛くださいませ…！ (2021年4月15日 19時) (レス) id: 3f801ffea3 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - マリさん» 天使様サイドも気になりますよね。そのうち明かされると思います。多分…わたしの心配までして頂きありがとうございます。マリ様もお忙しい中ありがとうございます。お互い身体には気を付けて、天使ジミン様で癒されましょう (2021年4月3日 23時) (レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍
| 作成日時：2021年3月27日 20時
