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「Aちゃんおはよう」
「み、みんそくさん！おはようございます！」
怠い身体を何とか鞭打って出勤したわたしはそのままコーヒーを淹れていた。今日はコーヒーを嗜むというより、脳を覚醒させて1日を乗り切るために何度も飲むことになるんだろうなあと思っていた時だった。
昨日の今日で、ミンソクさんと対面することを考えていなかったわけではないが、まだ気持ちを静めていなかったから、名前を呼ばれて飛び跳ねてしまった。そんなわたしの様子を見てミンソクさんは苦笑していて、しまったと思った。
「体調は大丈夫？」
「大丈夫です！昨日はわたしが誘ったのに早々に帰らせてしまってすみませんでした」
「ううん、僕の方こそ体調悪いのに上がったのが悪かったから。今日無事に出勤出来てる姿見れて安心した」
「ご心配おかけしました……」
「僕はAちゃんのコーヒー飲めたし、元気になったらそれでいいんだけどね」
どこまでも優しいミンソクさんに涙が出そうになる。本当は今日だって身体が辛くて休みたいぐらいで。ジミンは変わらず容赦なくて、昨日も気を失うようにして眠りつについたようなものだ。朝だってゆっくりする暇もなくばたばたと準備してなんとか出勤した。
それでもまた休んでしまったら仕事は溜まる一方だし、何よりミンソクさんに要らぬ心配を掛けてしまうと思ったら休んでなんていられなかった。わたしはお礼の意味も込めて、用意していたコーヒーをミンソクさんに渡して、いつもの様に接するように努めた。
気を抜くと怠い身体で立ち続けるのは辛い。こうやってミンソクさんは普通に接してくれるけれどわたしは確かにあの時ミンソクさんに対して欲 情していて、ミンソクさんだってジミンのあの香りのせいで気持ちが昂っていたと思うんだ。
でももうそれを蒸し返してまでまた意識するようなことになってはいけないと思うから。故意的とはいえ、わたしに対して欲 情された事実をなかったことにさせられるのは、好意を寄せている身としては悲しいものがあるけれど。そんなことは言ってられないし。
ミンソクさんと別れて、深い深い溜息をつく。今日だってやることは沢山だ。昨日も残業までしても終わらすことが出来なかった仕事が残っているのだし。本当は早く自分の席に戻って始業前から仕事に取り掛かるべき。でも身体は怠いし気分は最悪。
ミンソクさんの癒される笑顔を見たっていつものようにやる気なんて出なかった。
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藍(プロフ) - マリさん» ときめきMAXありがとうございます！そんな純粋なお話じゃなくてえろを全面に押し出しているお話なのに…天使ジミンちゃん側も変化が見えてきたところで3章突入です。いつもありがとうございます！ゆっくりですがあと少しお付き合い下さいませ (2021年4月25日 13時) (
レス) id: 10b94e4ad6 (このIDを非表示/違反報告)
マリ(プロフ) - 天使様が焼きもちをやいたり独占欲を出してきたり、最高の展開を迎えてきて私のときめきもMAXです。更新いつもすごく楽しみにしてます！素敵なお話をありがとうございます。 (2021年4月22日 23時) (レス) id: dd24aa3b37 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - otouhu3さん» 毎回嬉しいお言葉ありがとうございます！とても励みになっております。いつも虐められてばかりですからね、偶には余裕がない姿も見てみたいものです。何度も交わってお互い知り尽くしてきてジミン天使様も満更でもないんでしょうね笑 (2021年4月17日 4時) (レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
otouhu3(プロフ) - いてもたってもいられずコメントしに来てしまいました。お風呂のシーンの天使様が普段より早く昇りつめるところにめちゃめちゃキュンとしました…！余裕がなくなってきてるのではTT今回も態度にも翻弄されています…。忙しいとは存じますが何卒ご自愛くださいませ…！ (2021年4月15日 19時) (レス) id: 3f801ffea3 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - マリさん» 天使様サイドも気になりますよね。そのうち明かされると思います。多分…わたしの心配までして頂きありがとうございます。マリ様もお忙しい中ありがとうございます。お互い身体には気を付けて、天使ジミン様で癒されましょう (2021年4月3日 23時) (レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍
| 作成日時：2021年3月27日 20時
